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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*49*

ウィンドミル〜
「え・・・、ゆのりちゃんが・・・?」
サーヤ、レイヤ、魔梨は絶句していた。
「ゆのりがか?私達には何も言っていなかったけど・・・」
「あいつ、お前らに帰って来いって言っているのか」
「うん。・・私達は、できないって、言ってきたんだけど・・」
ルナたちは、ウィンドミルに戻り、ゆのりから聞いた話を全て話した。
「ぼく達は・・、お前らと、一緒に・・・戦う。
ぼくらの戦いは、もう、とっくの昔に・・・終わっているから」
ぼくたちの戦い とは、ルナとタイの、夜鳴島での戦いのことだった。
「ありがとう・・・、ルナちゃん、タイくん。
それで、ゆのりちゃんは?」
サーヤが質問した、そのとき。
カランッ!
大きな音を立てて、ウィンドミルのドアが開いた。
そこには、さっき別れた、ゆのりが立っていた。
「ゆのりちゃん!もしかして、一緒に来てくれるの?」
ルナが嬉しそうに聞くが、帰ってきた答えは、とても冷たいものだった。
「いいえ。私が言いつけられているのは、ルナ様とタイ様を妖界につれて帰ることです。協力なんて、するわけないじゃないですか」
「ゆ、ゆのりちゃん、あの・・」
サーヤがあわてて声をかけたが、
「紗綾さん、、貴方達二人は、妖怪、沢白国の王から危険と
見なされています。今後いっさい・・・、ルナ様とタイ様にお近づき
にならないように、お願いします」
ゆのりがそう言い、ルナとタイの手を引いてウィンドミルを出ようとすると。
「・・・。確かに・・・、私たちの存在は、危険かもしれないよ。
・・・、魔梨ちゃんも、私もレイヤくんも、好きでこんな風に生まれて来た訳じゃない。私達に、責任は・・・ない」
サーヤがかすかに震えた、大きな声でそういった。
「僕も、そうだと思う。サーヤと僕は、魔界でも消えるべきそんざいで、人間界でも必要とはされていない。ゆのり、お前に、僕らの何がわかる?」
レイヤにきつくにらまれたゆのりは、
「私だって、好きでこんなことしてる訳じゃない・・・」
静かに、そう言った。
「え?」
「私だって、こんなことはしたくありません!でも、王の言いつけだから・・・、だから、従わないといけないんです!」
ゆのりは涙ぐんでいた。
「ゆのりちゃん・・・。」
サーヤはゆっくりと、ゆのりのそばへと寄っていった。
「サーヤ?」
レイヤはその光景をいぶかしそうに見つめていた。
「ゆのりちゃん、我慢・・・しなくていいよ。言いたいこと、まだ
あるんでしょ?」
サーヤの優しい言葉に、
「う・・っ・・く・・わ、私は・・・ルナ様たちに、ついていきた・・・・・」
ゆのりはそこまで言うと、うめきながら左手首を押さえた。
「ゆ、ゆのりちゃん!?」
「あ・・・っ・・・」
ゆのりはそのまま、気を失ってしまった。
++++
あーららあらら・・・
ゆのりちゃん、どうなっちゃう〜〜のっかな〜
今日は全部ルルですw
次も続き書くよ

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