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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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*66*

うーん・・・・ま、いいや、書くねー
++++
?だれだ、こんな時間に廊下走り回ってんの・・・・
私はそっと、自分の部屋のドアを開けた。
すると、そこには黎夜がいて。
「!黎夜!?今何時だと・・・」
「悪い、ちょっとかくまってくれないか」
と言うやいなや、黎夜が私の部屋のなかへ入って行く。
まぁ、こんなことは何度かあったからあんまり気にはしないが・・・。
「いったい何があったっていうんだ?」
ひそひそっと私は黎夜に聞いた。
「ああ。・・・・・・・・。いいか、驚いて大きい声出したりしないか?」
「しない!」
「じゃあ・・・・」

レイヤは話し始めた。

魔王と侯爵の会話を聞いたらしい。

「人間界へ行き、紗綾・・・だったか、が、破魔の笛を使えるようであれば、始末してこい、・・・・ディエリ」
「はっ・・・。それで、その、紗綾 というものは?」
「誰にも他言するな・・・・。
・・・、夕夜の妹であり・・・・」
次の言葉に、レイヤは驚きに耳を疑った。
「黎夜の双子の姉だ。
どんな手を使ってもよい、殺ってこい」
「はい」
(え・・・・・・・、僕の・・・、姉さん・・が、人間界に・・・、いる?破魔のマテリアルを持っていて、あいつが殺そうとしている?)
瞬間、レイヤはあることを思い立った。
(僕が・・・・、人間界へ行く!)

そして、そのことを聞いていたとき、物音を立ててしまって。
「誰だ!?そこに誰が!」
ディエリが見に来た。
隠れようとしても、このだだっ広い場所には物一つない。
「!!王子が・・・・!まさか、今の」
ディエリが言い切る前に、レイヤは全速力で走った。

そして、今の状態にあると言うことだった。


「うそ、それ、本当か?お前に双子の姉って・・・」
「はっきりしている。夕夜の妹、というのも聞いたし」
そして黎夜がいきなり立ち上がった。
は?もう、行くの?
「お、オイ、黎夜、今行くのはよせ!
お前が物音立てたせいで見回りは厳重になってるはずだし・・・」
私がこういったことで、黎夜も納得してくれた。
「ああ・・・・・・わかった」
その次の日から、黎夜はどこかソワソワしていた。

そして。あの日、聞いたんだ。
夕夜の部屋の前で・・・。
「おい、ユウヤ・・・、おまえ、知ってるんだろ、あのこと・・・」
え、夕夜もしってたのか?
・・・やっぱり、さすが兄弟・・・。
「ああ、知っているよ。ぼくの妹であり、レイヤの双子の姉・・・
の、ことだろう?
しかもマテリアルは破魔。あいつを倒すのには最適だね」
夕夜が怪しげな笑みを浮かべた。
「っまさかお前・・・、破魔の力を手に入れようと・・・!!」
「そうだけど、悪いかい?」
何事もなさそうに、夕夜が言った。
やっぱり、怒るよな、黎夜・・・あ
「ふざけるな。・・・僕はあした、人間界へ行く。
紗綾を守る。」
魔(このときはまだ、サーヤのこと紗綾って言ってたんだ。)
サ(へぇ、そうだったんだ・・・)
「・・・、好きにしてろ。ぼくも、紗綾をもらうつもりだからね。」
ここら辺から、黎夜と夕夜の仲が急激に悪くなったんだ。

そして・・・、来たんだ・・・・、その日が。

魔王の城の庭の、目立たない場所で。
「じゃあ・・・、行くから・・・」
黎夜が真っ黒い穴の中に入っていこうとする。
でも、私は・・・、寂しいから・・・!
「いや、黎夜・・・・!行くな!一人に・・・っするな・・・!」
夕夜のことはあんまり信用できないし、一人ぼっちになるのと同じだ。
「・・・悪い・・・、魔梨。」
その後は、黎夜も私も何も言わずに・・・・。
黎夜は穴の中へ消えていった。
「・・・っ黎夜っ・・・!!」
人前ではなかないから・・・、そのぶんの涙も、あのときに一気に流れたような気がした。

お互いが、支えだった私達は・・・・、黎夜が”あの話”を聞いたときからばらばらになった。
++++
まだ続く・・・・・、かなぁ?
いっそのこと、魔梨が人間界に来るまでのお話やっちゃおっかな

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