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魔天使マテリアル×妖怪ナビ・ルナカキコ
作者: ルル  (総ページ数: 447ページ)
関連タグ: 魔天使マテリアル 妖界ナビ・ルナ 
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更新しまーっす!
みんな新しいスレッドには行った??
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ここ・・・、どこ?真っ暗で・・・・、みんなの声が聞こえるけど・・・、動けない・・・・。どこにいるの?レイヤくん。志穂ちゃん、徹平さん・・・・助けて・・・・・!

「うっ・・・・」
サーヤは目を覚ました。
「紗綾ちゃん!」
「紗綾さん!よかったです!」
「さあやっち!!」
皆が嬉しそうにサーヤに駆け寄ってきた。
が、サーヤの視線はそこではなかった。
悪魔が、レイヤと魔梨に向かって攻撃をしようとしていた。
「!!!!」
サーヤは急いで破魔の笛を取り出し、笛を吹く。
でも、
(!?なんで!?どうして鳴らないの!?)
サーヤの破魔の笛は鳴ってはくれなかった。
その間に、レイヤと魔梨にアレブの攻撃があたろうとしていた。
「い・・・っ・・・・いや!」
(レイヤくんを・・・・、魔梨ちゃんを・・・っ!助けたい・・・!)
「お願い、お母さん!力を貸して・・・・!」
サーヤが叫ぶと、破魔の笛が輝きだした。
「!?」
レイヤと魔梨以外、全員がその光景を見つめていた。
すると、破魔の笛はさらに変形し、弓矢の形へと変わった。
「!弓矢・・・!」
「紗綾さんに、新しいアーティファクトが!?」
「さあやっち、それをあの悪魔に向かって撃て!」
徹平に指示され、サーヤは体が動くままに矢を引く。
撃てる!そう思ったとき。
〈 目覚めよ、破魔の力・・・・・!〉
どこからかその声が聞こえた。
そして。
「破魔の力よ、我に従え!」
サーヤの叫びに、弓矢が輝きだした。
「・・・・・いける・・・!今、助けるよ、レイヤくん、魔梨ちゃん!」
サーヤはそういい、矢を放った。

サーヤの放った矢は、笛と同じような効果を持っていたらしく、
アレブの胸に突き刺さると、アレブは絶叫した。
「ぎゃああああああ!そ、その弓矢は!!うわぁあああ!」
人の姿を保てなくなったアレブは、少しの間痙攣し、霧散していった。
「や・・・・や・・・った・・・・・」
サーヤはペタンと、力なく座り込んだ。
「紗綾ちゃん!」
「さあやっち!」
翼と徹平が手を貸してくれた。
「あ、ありがとうございます・・・・」
サーヤはゆっくりと立ち上がった。
すると、
「サーヤ!」
「紗綾っ!」
レイヤと魔梨が走ってきた。
「レイヤくん、魔梨ちゃん!よかった・・・!」
サーヤが嬉しそうに笑うと、
「サーヤ、あの弓矢・・・・」
「あ・・・これ・・・・あれ!?」
再び手の中にもどったアーティファクトを見てみると、そこにはあの弓矢ではなく、元のサイズの戻った破魔の笛がおさまっていた。
「どうしてだろう・・・・?破魔の笛からさらに変形したのかな?」
サーヤは考えこむ。と、そこに、ルナとタイが来た。
「サーヤちゃん・・・・、ごめんなさい!なんにもできなくって・・・!」
ルナが深く頭を下げた。
「ぼくも・・・・、悪かった・・・・・。」
タイも誤ってきた。
そんな二人の様子に、サーヤは慌てて、
「い、いいよ、二人とも!!だって、大公だったんだもん。怖いよ。
だから二人は悪くないよ!」
サーヤのその言葉に、ルナは安心したように笑みを浮かべた。

紗綾の破魔の力は、目覚めつつある・・・・・。
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