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*88*
更新を!
あぉ、今日ゎルアか
+++
土曜日・ウィンドミル
「それにしても、紗綾さんの新しいアーティファクトは、すごかったです!」
「うん、私もびっくりしちゃった。しかも、体力消耗は一切無しだもん!」
マテリアルたちはウィンドミルに集まっていた。
会議というわけではない。いつの間にか、全員がそろっていたのだ。
もちろん、ルナとタイ、ゆのりも。
「サーヤちゃんのあの弓矢は、その笛からさらに形がかわったんだね」
ルナが関心の目を向けてくる。
サーヤは少し恥ずかしくなって、
「そ、そんなすごいことじゃないよ!ルナちゃんたちだって、十分強いよ!」
そんな風に、ここ数日はなんの変化もない、穏やかな日々が続いていた。
そのころの、魔界では・・・・
「な!紗綾が新しいアーティファクトを!?」
「はい、魔王さま!」
「・・・もはや、生かしてはおけない。
大公1人、公爵、侯爵の合計3人を、今すぐ人間界に送り込め!」
魔王の命令に、周りにいた悪魔達はいそいそと動き出した。
・・・
「ねぇ、レイヤくん。やっぱり、まだ他にもたくさんアーティファクトはあるんだよね」
「ああ。が、存在が明かされているだけで、名前や効果はわからない」
「そっかぁ・・・」
サーヤは考えていた。
自分にアーティファクトが増えたことで、戦いがさらに危険なものになるのではないのか、と。
(だめだめ!まだ、先の話だよ、きっと!)
サーヤはそう思うことにした。
でも、”その時”は、今まさに来てしまったのだ。
ピリっ!!
すさまじい首筋の痛みに意識が薄らぐ。
それでも、サーヤは懸命にみんなに伝えた。
「あ・・く、まが・・・、いる・・・!きっと・・・、大公と・・・、公爵・・・と、侯爵・・・の、3人・・・。気をつけて・・・」
サーヤはそう言うと、首筋を押さえる。
やはり近い。
サーヤはそう思った。
サーヤの言葉に、その場の空気は緊迫したものへと一転した。
「サーヤ、大丈夫か?・・・・上級悪魔が・・・、3人・・・!」
さすがのレイヤも、驚きを隠せないようだった。
そして。
「っ・・・!痛っ・・・・!!!!」
悪魔は、すぐそばにまで迫っていた。
+++
ちょちょと!!
やばいんちゃう!!!!