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*99*
yumiの小説、すすんでるね〜、私もがんばらなきゃー!
***
侯爵が一撃で倒されたのを間近で見ていた大公、公爵は、絶句していた。
「これが・・・・、破魔の力の威力・・・!
世界最強の破魔の聖女の力・・・!」
公爵はあたふたしていた。
「レイヤくん、まだ、いける?」
サーヤはレイヤに訊いた。
弓矢は体力消耗は一切ないけれど、レイヤはそういうわけにはいかない。
「ああ、まだいける。」
レイヤの返事に、サーヤは頷いた。
そのとき、サーヤは魔梨に呼ばれた。
「サーヤ、ちょっと。」
「?どうしたの、魔梨ちゃん。」
「これ・・・・・」
魔梨は、この前話していた、小さな木箱を取り出した。
「え、・・・、これって、もしかして・・・」
「そう、これがその木箱。もしかしたら、あける鍵は紗綾なのかもしれないから・・・、持ってきたんだ。」
魔梨はそう言いながらサーヤに木箱を渡した。
そして、木箱がサーヤの手に納まった瞬間、その木箱は激しく輝く出した。サーヤは恐る恐るその箱を見てみると。
「あいてる・・・!なんだろう、これ・・・・」
中には、ちょうど小指にはまりそうなくらいの指輪が入っていた。
そしてその指輪は、破魔の笛や、弓矢と同じような不思議な輝きを放っていた。
「もしかして、これもアーティファクトなの・・・・?」
サーヤはそういいつつ、その指輪を小指にはめてみた。
その瞬間
「きゃ・・・!」
強い風が起こった。
「サーヤ!」
差し伸べられたレイヤの手をサーヤはつかんだ。
「レイヤくん!」
「紗綾!」
魔梨がサーヤの手をとった。
「魔梨ちゃん!・・・これ、やっぱり、アーティファクト!?」
サーヤが訊くと、
「たぶん、そうだと思う。レイヤ、何かしってるか?」
魔梨が冷静に質問した。
「おそらく・・・、破魔の指輪・・・・。
存在するあらゆるマテリアルを使うことができるアーティファクトだ。
でも、体力消耗は大きい。破魔の笛よりも。」
レイヤの説明に、サーヤは耳を疑った。
「す、すべてのマテリアルを使うことができる!?」
サーヤが聞き返すと、ちょうど風はおさまった。
「さあやっち、大丈夫か!?」
「紗綾さん!」
「サーヤ!」
『紗綾/ちゃん!』
みんながサーヤの安全を気にしてくれていた。
(みんなに・・・、任せっぱなしはダメだ!・・・この指輪で、何か・・・・!)
サーヤは考える。でも、なかなかいい案は浮かばない。
全員で考え込んでいたそのときだった。
ヒュッ!!!!!!!!
サーヤの頬ぎりぎりのところを、大公が仕掛けたであろう攻撃が過ぎ去っていった。
「!っ・・・そうだった・・・・、まだ、あの2人が・・・!」
サーヤはしっかりと前を向いた。
大公と公爵をにらみつけるように。
***
うぁーうゎーー!
サーヤ怒った!!!
次回をお楽しみに〜!
あーち、指輪の案はありがとう!
アーティファクトは残り一個。
ところで、あーち。恥ずかしいんだけど・・・・。
オカリナって、何・・・・・・?