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*26*
華扇「霊夢、裏の掃除終わったわよ」
霊夢「お疲れ様、華扇。」
165?くらいの身長に頭にシニョンをつけた女性がふらふらしながら歩いてくる。
いわゆる千鳥足と言うやつだ。
華扇「ん、この人は誰?」
暁を指差し霊夢に尋ねる。
霊夢 「最近幻想郷に来た暁よ」
暁 「暁だ。よろしくな萃香」
と手を差し出すが、それを無視して華扇は夕霧の匂いを嗅いだ。
華扇 「ん? なんか嗅ぎ覚えがある匂いが…」
暁 「? 初対面だと思うが……」
互いに顔を見合わせ、首を傾げる。
霊夢「まぁいいじゃない。きっとそのうち思い出すわ。それよりも華扇が集めた落ち葉で焼き芋しましょ」
華扇 「焼き芋!」
霊夢 「ええ、掃除してくれたお礼よ」
霊夢の手には既にサツマイモがある。
暁 「では、俺はこの辺で失礼するとしようか」
霊夢 「食べていきなさいよ。たくさんあるし」
暁「いいのか? 華扇のお礼なんだろ?」
霊夢 「いいわよね、華扇?」
華扇 「うん、いいわよ。」
霊夢「ってことよ」
暁 「ならばご馳走になろうか」
そういうことになった。
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