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その日僕に落ちた神様は人生を喰いました〜完〜
作者: にゃは  (総ページ数: 69ページ)
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*10*

2年前…神の反乱の雨が降っていた。

「いやだぁぁ!!」
一人の子供が神に殺されかけていた。
「愚かな人間は滅びるのだ…」
襲われているのは中学生ぐらいの子供だった。

反逆、それに近く酷い。
その日は人間が約30000人が死んだ。
「こんな……これは正しいのか?」
ビルの上に立っているのは天とロムだった。
「天…私嫌だよぉう…」
酷い光景を見ているのだ泣くのも仕方ない…


俺だって嫌だ…こんなの…
「助けて!!助けて!!」
1つの家族が逃げ遅れていた。母、父、そして子供が二人。後ろには歩きながら迫る車を縦にしたくらいの大きさの神が迫る。

「きゃ!」
子供が一人転けた。膝を打ったのか立ち上がれない。
「やべぇ…助けなきゃ!!」
天がいこうとするとロムが服を掴む。
「やだぁ…一人にしないで」
ロム……くそっ!どうしよもねぇのかよ!!



やめろ…やめろぉぉお!!
「こんな小さい子供まで襲うのか?」
神の攻撃を一人の男が防いだ。
「逃げな、嬢ちゃん。」
フラフラになりながらも、家族の方へ歩き出す。


「人間……殺す」
あの人…強い。
「全く……神の名が廃るぜ〜」
言葉とは裏腹に物凄い殺気を放っている。

「人間など滅びよぉぉお!!」
神の撃墜が下るが男はよけない。
ガクンッ…刹那…神の体勢が深く崩れた。
「重力範囲…地空」
もう一人男が参戦…これを読んでいたのか!?
金髪に煌めくパット魅ぃチャラ男。


「遅いぞクライズ」
「わりぃな」
初めてクライズを見たのがその時だった。


「体が重い…」
「神様よぉ〜俺達を殺すのはそちらの勝手だがな…」
その時こそ…俺が決断を決めた言葉が発せられた。


「人間は…………おとなしくねぇぞ!!」
刹那…協力な殺気とともに一瞬にして神を切った。
何で切ったのかわからなかった。


その日から俺は人間をやめた。




黒い神を前にひれ伏す必要はない…
「あのときの荷の前にはならねぇ!」


「裁きを………受けよ」



何が裁きだ。
「人間は…………おとなしくねぇぞ!!」
これより戦闘を越えた神闘(しんとう)が始まる。

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