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その日僕に落ちた神様は人生を喰いました〜完〜
作者: にゃは  (総ページ数: 69ページ)
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*8*

「反乱の雨」


神による反乱……つまり憎しみ、怒り、悲しみ、が何らかの現象で空間がねじ曲げられその力を人間の世界に流出する現象。戒めによる力の雨はあたれば普通の人間なら確実に死に至る。





「ひどいな…」
天がその光景をめにするたび震えていた。
「おにぃちゃん!!

ロムがこっちに走ってくる。水溜まりにはまっても御構い無しなほど急いでいた。
「ロム、この雨の主神は?」
主神…つまりこの現象の張本人ってことだ。

「探してみる。3分ちょうだい」
頼んだぞ…俺達は…
目の前を見上げると岩の魔神がでてきた。


ゴツゴツした体はまるで遺跡で使われてるような岩だった。
「ゴーレムだな…めんどくせぇ」
3分それが時間だったな。持たせるか…

「銀音、手伝ってくれねぇか?」
「結婚してくれる?」
「しない」
キッパリ…うぅっと肩を落とすも協力してくれるみたいだ。


「ひさしぶりに少し本気を出すか」
肩をならしながら前に進む。ゴーレムは5体前にいたゴーレムが天に拳を振るってきた。

「壊れたいか?」
手のひらをゴーレムの拳にぶつけた。
たちまちゴーレムの右腕が崩れ落ちる。
「次はどこを壊れたい?」
強い…余裕の感覚だ。


「うぅ…結婚するまで……死ねない」
ゴーレム2体が同時に銀音を襲う。
「大地の神による法人を奉る……」
手のひらを会わせるとまばゆい黄緑の光が両手の隙間から光輝く。

その光に動じたのかゴーレムは後退。
「うぅ…遅い…大地の怒り」
パンッと光が両手によって潰される。
するとゴーレムの下に地割れがおこり、黄緑の光が交差しつつゴーレムを切り刻む。

こちらも圧倒的である。


「いたよ、空の上」
ロムが叫ぶ。
見つけたか!けど空の上…どうする?


「俺に任せな!重力範囲……天空」
クライズがありったけの力を放出する。


ゆっくりであるがこの雨の原因の神が現れた。
「見たことねぇな…知識にもない」
天がいい、ロム、クライズ、そして銀音もうなずく。


「撤回!!防御魔方陣「暗醒」(からさめ)」
ロムが急いで防御の魔法をかける。

その瞬間…大量の隕石が飛んできた。
全員直撃。

「くそっ!先手を取られた…」
しかしロムの魔法がなければ死んでいた。


「うぅ…読んでた」
パンッ…大地の怒りだ。先程より光が大きい。

その光により神がよく見える。


黒く最悪のオーラを放つようなそんな感じがした。
大きな槍を持っており、ポセイドンぽかった。しかし違う……感覚的に違う。

「なんだ…あいつは………?」

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