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*26*
一発で分かった。あれは、絶対…!
秋だ!
見間違えるはずがない。あんなに見事なアホ毛の子など滅多に見ないし、
あの頃とはあまり変わっていない。……ああ。ほんとに、いるんだな…
僕のそばに。
でも、どうすればいいのだろう?直接声をかけるべき?…でもなあ。そんな勇気持ってないし。
と、また考えに耽っていたら、あちらが動いた。
ふと、こちらを見たらしく、僕の存在に気づいたらしい。
彼女の瞳は不安げに揺れ、それと同時に消えさってしまった。
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