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*34*
「え…?」
もみじはぽかんと口を開けていた。そりゃそうだ。私からこんな言葉が出るとは思ったなかったんだろう。でも…。
知りたい。
「ちがうよ。」
真面目な顔でもみじはいった。
「前に告白されたことはあるんだけど。断った。」
「そ、そうなんだ。」
え〜?もみじが告白されたの?!
そういいたかったけど、とっさに出てきた言葉は違った。
「そうなんだ。元気で何よりだよ。じゃあね。」
「秋ちゃん?」
店を出ていく私を、さらが必死に追いかけてきたのも知らず、私は走り続けた。
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