完結小説図書館
<< 小説一覧に戻る
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*5*
「はあー。なんでこんなことに…。」
放課後の体育館は騒がしい。運動部の声で溢れている。なぜ運動部じゃないのに(私は正真正銘文化部だ)体育館にいるかというと、バスケ部に助っ人を頼まれたからだった。正直やる気でないけど、しょうがない。
「秋!ボール来てる!」
「あ。はいっっ」
やっぱ運動は楽しい。ただただボールを追いかけてるだけでも、なぜか達成感がわく。
「なんで運動部入んなかったのよー?」
「えっ…。秘密だよっ。」
正直、自分でも不思議だ。でも…。
(あいつに、近づきたかったから、かな。)そう考えると余計不思議に感じた。
PR