完結小説図書館
>>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック
*35*
スマブラサイドストーリー第一回 その二
ドラピオンは腕を伸ばしてミラを捕まえようとした。
「たあっ!」
ミラはこれをしなやかにかわして魔神剣で攻撃した。ドラピオンがしっぽで突き刺しにかかるとこれもかわして回し蹴りをした。
「さあ、かかってらっしゃい〜!」
パンドーラはドクロッグとパンチの応酬を繰り広げていた。ドクロッグがどくづきに出ると、パンドーラはこれをかわして炎のアッパーをお見舞いした。
アーケオスはサザンドラと空中戦を展開していた。サザンドラが吐き出す火炎弾を次々とかわしてりゅうのいぶきを放った。
レントラーはデスカーンと戦っていた。デスカーンの飛ばすシャドーボールをほうでんを飛ばして相殺していった。
ノノは竜に姿を変えてシビルドンに向かって行った。シビルドンが両腕から電流をノノの体に流し込んだ。ノノは後退するもシビルドンの頭に噛み付き地面に叩きつけた。更に頭突きをして攻撃し、のしかかって追撃した。
義経はガマゲロゲの飛ばすどろばくだんを光刃で弾いていき、ガマゲロゲに剣撃を浴びせていった。
「これで、決めるーっ!」
ミラは空中から剣を振り下ろしてドラピオンを一刀両断して倒した。
「さあ、行くわよーっ!」
パンドーラはドクロッグを投げ飛ばすとジャンプしてかかと落としをして地面に落とし、拳から炎を飛ばしてドクロッグを倒した。
アーケオスはサザンドラを鷲掴みすると、フリーウォールで叩きつけて、りゅうのはどうを放ってこれを倒した。
レントラーはこわいかおをしてデスカーンを怯ませると、かみなりを落としてこれを倒した。
ノノは口から熱戦を飛ばしてシビルドンを倒した。
「この一撃で、決めてやる!」
義経は光刃をガマゲロゲに突き刺して、上空に上げて衝撃波を飛ばしてガマゲロゲを倒したのだった。
「よし、これで全員倒したな」
ミラはすべての敵を倒したことを確認した。だが、義経だけが浮かない顔をしていた。
「あらあ〜、どうしちゃったの、義経ちゃん?」
パンドーラが義経の顔を覗いた。
「な、何だ?!」
「随分、沈んだ顔をしているな。何かあったのか?」
「ああ、実は・・・」
ミラが聞くと、義経は今までの出来事を話した。エレカが連れ去られてしまったこと。そして自分に取って仲間は必要な存在であるのか悩んでいたことを。
「なるほど、そういう事があったのか。だが義経、仲間が必要なことに理由を問う必要があるのか?」
「それは・・・」
「私達はもう立派な仲間同士ではないか。共に旅をし、喜び、悲しみ、仲間のために戦う、それが仲間というのではないか?」
「そうそう、深く考えなくてもいいのよ。気楽に行けばいいんだから」
ミラ、そしてパンドーラは温かい言葉をかけた。
「ふん・・・、知ったふうなことを。だが、感謝する。頼む、俺はエレカを助けたい。力を貸してくれ」
「無論だ、仲間を助けるのは当然のことだ」
「任せといて、みんなで助けに行きましょう!」
義経達はエレカを助けるべく渓谷に向かって行った。義経はミラ達の言葉に心が救われたような気持ちになった・・・。