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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
関連タグ: スマブラ オリジナル 他社キャラ 夢の共演 アドベンチャー 
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ステージ4「砂漠地帯」その三

この話の主人公、毛利元就

一行、毛利元就、アルデンテ、ジュジュベ(コロモリ、ココロモリ)、アゲハント、ポチ、ヨッシー、ビリジオン、エーフィ、ブラッキー、毛利輝元


 最後に、アルデンテがロボに乗ってレーザーを、ヨッシーは最後の切り札で羽をはやして炎を吐いて、ドリュウズ軍団を吹っ飛ばした。
「くそー、覚えてろロッグ!」
「このままで済むと思うなニャット!」
「今に見ていろでごわす!」
 ドクロッグはけむりだまを投げて、氷界軍は姿をくらました。
「やれやれ、ひとまず難を避けられたかな」
 
 しばらくして・・・、
「ありがとう、あんた達のお陰で助かった」
 ブラッキーが元就に礼を言った。
「まあ、お互いこの世界の住人同士だからね、困ったときはお互い様だよ」
「おいお前達、私にも礼を言わんか!」
 輝元がブラッキーとエーフィに叫んで自分を指差した。
「まさか、感謝しろって言いたいのか・・・」
 ブラッキーは冷や汗を掻いていた。
「当然、私の祈りが通じたからこそお前達は助かったのだぞ。言わば私のお陰でもあり、私の手柄なのだ。さあ、この私にもありがとうございますと言えーい!」
「こいつ・・・!」
 ブラッキーは憤怒の形相をした。廻りには禍々しいオーラが漂い、一行は思わず後退りをした。
「ブラッキー、言うとおりにしましょう」
 エーフィがブラッキーを宥めた。
「でもなあ」
「あれだと、感謝するまで動いてくれなさそうよ。そうしたら、他の人たちも迷惑になってしまうかもしれないわ。ここは我慢しましょう」
「うう・・・、解った・・・」
 ブラッキーはエーフィに言われて仕方なく礼をすることにした。
「はーっはっは!獣に感謝されるのも悪くはないですな、大殿、はーっはははは!」
「ああ、そうだね・・・」
 元就は汗をかいて頭を掻いた。心の中で何でこんなふうになってしまったんだろうと深く後悔した。
「それはそうとして、君達はビリジオンの仲間なのかい?」
「そうなんだ、俺とエーフィはビリジオンと一緒にいた時期があってな」
「へえ、じゃあ、ビリジオンとはどんな話をした?」
「え?」
「もしかしたら本に書いておく必要があるかも、こうしちゃいられない!」
 元就は本を取り出して筆で今日の出来事を書き始めた。一行は呆れて、ブラッキーとエーフィは首をかしげたのは言うまでもないことである・・・。

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