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*13*
ステージ5「森」その一
この話の主人公、自然王ナチュレ
ここ、森。この地で関索と井伊直虎がポケモン達と穏やかに暮らしていた。今、関索は森林浴をして心をとぎ澄ませていた。
ドシン、ドシン
「?!」
すると、後ろから何かが近づいてきた。関索が振り向くと、そこには、かえんポケモンのリザードンが喉を鳴らして関索を威嚇した。
「こいつは、敵か?!」
関索は両節棍を取り出して、リザードンと対峙した。
「待って!」
そこへ、熊のように強く可愛らしさのある美姫が出てきてリザードンをかばった。
「貴殿は?」
「この子の親よ」
「何、人からこのような・・・」
「ちっがーう!ヒトカゲの時からあたしが育ててきたの!」
「何だ、育ての親か」
「そうそう、それで、あたしのリザードンに何をしようとしたの?」
「いや、最初は敵かと思っていたが、貴殿のポケモンだったのだな。それなら私は攻撃はしない」
「あら、意外に物わかりがいいのね。それに貴方、かっこいいじゃない」
「そのリザードンとは一緒なのか?」
「そうよ、ヒトカゲだった頃から、どんな時も片時も放れずにね」
「貴殿は良い人だな。そして心が美しい・・・」
「あら、やだ。そんなことを言われると嬉しくなっちゃうじゃない・・・」
「貴殿、名は?」
「あたし、あたしは東国一の美女、純白の乙女、甲斐よ」
関索の前で甲斐姫は自己紹介をして、可愛らしくウィンクした。しかし関索は何だろうと言わんみたいな顔をしていた。
「おい、猿。こんな所にいたか」
空の方からナチュレの声が聞こえてきた。見上げるとカイリューに乗ってゆっくりと関索達の前に降りてきた・・・。
続く・・・。
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