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ステージ6「戦場の砦」その二
この話の主人公、エモンガ
一行、エモンガ、お市、ルゥ
お市はペンドラーとガントル、エモンガはチャオブーとメスのケンホロウ、ルゥはガマガルと戦った。
まずはお市から、ガントルの飛ばすロックブラストを蹴りで弾いていった。
「さあ、かかってきなさい。大ムカデさん?」
お市がくるんと廻ってペンドラーを挑発した。
「おのれ、馬鹿にしてドラーっ!!」
ペンドラーが怒り狂って突進してきた。お市は連環輪を宙に吊るして回し蹴りをして、ペンドラーを蹴飛ばした。そして無双奥義・皆伝で桜の花が舞い散る竜巻を飛ばしてペンドラーとガントルを遠くへと飛ばしていった。
「お市さん、やるな!俺も負けてられないぜ!」
エモンガは、ほのおのパンチに出るチャオブーにアクロバットで攻撃した。
「じゃんけん、パーっ!!!グーはパーには勝てないんだぜ!!」
「何を言ってやがるブーっ!!!」
エモンガとチャオブーはずつきをしあい、チャオブーがつっぱりに出ると、エモンガは10まんボルトを飛ばしてチャオブーを吹っ飛ばした。
「ケ、ケーン?!」
ケンホロウが巻き込まれ、チャオブーの下敷きになった。
「ちょ、ちょっと!どいて、どきなさいよ、この役たたず豚!」
ケンホロウは暴れに暴れてチャオブーをどかして顔を足で掴んで羽ばたき逃げていった。
「覚えていなさい、ケーン!!!」
「へ、また来やがれ!」
そして、ルゥはガマガルのバブルこうせんをかわしてファイヤーの魔法を飛ばして怯ませてストームの魔法で吹っ飛ばして撃退した。
「やったな!」
エモンガは勝利のVサインをした。
「ありがとう、君とお市さんが来てくれなかったら・・・」
「いいってことよ!困った時はお互い様さ!」
エモンガはルゥの肩をバシバシ叩いた。お市も微笑ましく笑った。しかし、それも束の間、空間から新たな敵が現れた。
「では、次は我等と戦ってもらうぞ!」
三体のポケモン、そして何とも高貴な出で立ちの男がエモンガ達に立ちはだかった。
「何だお前等は?」
エモンガが睨むと男は名乗りだした。
「私は袁本初、氷界軍との共存を目指す名族である。そしてこれらは我が華麗なるポケモン達、ドンカラス、ジャローダ、ゾロアーク!名付けて、第二新生王族袁紹大軍団であるぞ!」
袁紹とドンカラス達は決めポーズを取った。お市とルゥは呆気にとられたが、エモンガは、
「へ、だっせえ名前だぜ!」
「何い、たかがムササビ風情が我が軍を愚弄するか!」
「その名前のセンス、ひねりが無いんだよ!!!」
エモンガはでんげきはを飛ばしたがジャローダが前に出て、それを弾いてしまった。
「どうだ、我が軍の守りは!この程度の攻撃などあでえ!」
突然、ゾロアークが吹っ飛ばされて、袁紹に激突、尻餅をついてしまった。ルゥとお市がゾロアークを攻撃したのだ。
「余所見してると」
「痛い目見ますよ?」
「おのれ小癪な、かかれかかれえい!!!」
袁紹の指示でゾロアーク、ドンカラス、ジャローダの三体が一斉に襲いかかって来た。ジャローダがグラスミキサーを飛ばしてくると、お市が前に出てこれをガード、ルゥとエモンガを守った。
「さっきの敵よりは強力よ!気を引き締めて行きましょう!」
「はい!」
「ガッテンだ、お市さん、行くぜーっ!!」
続く・・・。