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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
関連タグ: スマブラ オリジナル 他社キャラ 夢の共演 アドベンチャー 
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ステージ6「戦場の砦」その三

この話の主人公、エモンガ

一行、エモンガ、ルゥ、お市


 エモンガ達は戦いに挑んだ。ルゥはファイヤーの魔法をジャローダに放ったが、これはかわされ、お市が連環輪でなぎ払いに出たが、リーフブレードで後退された。
「強い、さっきの相手とは違う・・・!」
 ルゥはジャローダの強さに恐さを感じた。
「野郎、こいつはどうだ!」
 エモンガがアクロバットでジャローダにダメージを与えた。
「ジャローっ!!!」
 ジャローダは咆哮を上げると、グラスミキサーを飛ばして、更にドンカラス、ゾロアークがあくのはどうを放ってエモンガ達を攻撃した。
「うわああああ!」
「きゃああああ!」
「ちくしょおおおお!」
 エモンガ達は集中攻撃を受けて苦しんだ。
「どうだね、お前達にはこたえるであろう。それにしてもこのような輩に敗れるとは、あのポケモン達も役たたずであるなあ」
 戦いを高みの見物していた袁紹は同じ氷界軍であるチャオブー達を嘲笑った。
「な、てめえ・・・・!!」
 エモンガは苦悶をしながらも、袁紹を睨みつけた。
「あ、あいつらは、仲間なんじゃないのかよ!!!」
「ふん、馬鹿らしい。あのような弱い奴等等、仲間とは言わん。仲間とは強く、どんな命令も完璧にこなす、口答えのしない者達のことだ。そう、私のポケモン達のようにな」
「頭にくるぜ・・・」
「ん、何か言ったか?」
「てめえみてえな思い上がり野郎は、俺は一番むかつくんだよおおおおおおおおおおおおおおおおおお!」
 エモンガの体中に電気が走った。そして仲間を侮辱した男に怒りのかみなりを飛ばした。
「うわああああああああああ、痺れるううううううう!」
「ころころ手のひらを変えてるくそったれが、共存なんて偉いことほざいてんじゃねえ!!!」
「その通り!」
「え?」
 お市とルゥが振り向くと、高台にサザンドラと郭淮が立っていた。
「仲間を平気で罵る者に、かける情けは無い!」
「郭淮さん、行きますよ!」
 郭淮は飛び込んで連弩砲を発射して、サザンドラはりゅうのはどうを放った。
「ひえええええ!」
 この急襲に袁紹は逃げ回ったそこへ更に矢が放たれ、冠に突き刺さった。袁紹が上を見ると、またも高台にリンクの姿があった。
「はーい、ご退場!!」
 そこへすかさず鮑三娘が現れて、旋刃盤を回して、袁紹を空の彼方へと吹っ飛ばしていった。
「おわああああ、覚えておれよおおおおおおおおお!」
 袁紹は捨て台詞を吐いて空の彼方へ消えていった。ジャローダ、ドンカラス、ゾロアークは袁紹を追いかけて退場したのだった・・・。

 その後、エモンガ達の所へリンク、鮑三娘、郭淮、サザンドラが集まった。
「へへ、誰だかしらねえけど、お陰で助かったぜ。あの野郎の慌てふためく姿が見れたしな」
 エモンガは笑顔で鼻をこすった。
「礼を言われるほどでもありません。貴方には感銘を受けました」
「え、何が?」
 エモンガが言うと郭淮は語りだした。
「仲間の絆を第一に考え、非情なる氷界軍に精気のあふれる戦い、見事であった。私は貴方の強さと勇気が、ごほ、ごっほごっふごふ!うえっふおほおっふ!!!」
 郭淮がエモンガを賛美しての束の間、突然咳き込んで苦しみだした。ルゥ達は大丈夫かと慌ててリンクは妖精の入った瓶を取り出した。
「おいおい、あんた風邪でもひいてるのか?」
「いえ、私はこの通り病弱でよく咳をするので・・・」
「馬鹿野郎、完全に風邪じゃねえか!おい、誰か薬を持ってねえか!」
「心配はご無用。こうなっているのは日常茶飯事で・・・」
「病人は静かにしてろ、おい薬!」
「ええ、と、薬草はどこだっけ・・・?」
 ルゥが袋から薬草を取ろうとした。その時・・・・。


続く・・・。

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