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ステージ9「空中戦」
この話の主人公、自然王ナチュレ
一行、自然王ナチュレ、カイリュー、関索、井伊直虎、ワルビアル、タブンネ、甲斐姫、リザードン、エアームド、オニドリル
青々とした高い空、ここをナチュレ達がポケモンに掴まって飛んでいた。ナチュレはカイリューに乗って、関索とワルビアルはオニドリル、直虎とタブンネはエアームドの足首に掴まって、甲斐姫はリザードンに乗って、空を飛んでいた。このままのんびりとした空中散歩になると思いきや、突如、怪物の咆哮が聞こえてきた。
「何、この声?」
甲斐姫が辺りを見渡し、リザードンは廻りを警戒した。
「近づいてくる、来るぞ!」
ナチュレが杖を前に指した。すると、目の前に空を飛ぶ三体の敵が現れた。ボーマンダ、ボスパックン、ダイナブレイドである。
「敵か!」
関索は片手に両節棍を取った。
「おいでなすったのう」
ボーマンダが火炎弾を飛ばしてきた。ナチュレ達を乗せているカイリュー、リザードン、エアームド、オニドリルはこれを素早く避けた。
「やったわね、反撃よ!」
甲斐姫はジャンプして、ダイナブレイドに飛び乗り、浪切で首を巻きつけたが、ダイナブレイドは素早く旋回して甲斐姫を振りほどいた。
「落ちるーっ!」
空に放り出された甲斐姫であったが、間一髪の所でリザードンが救出した。
「ありがとう、リザードン」
「ドーン!」
「危なっかしい奴じゃ、カイリュー、ドラゴンテール!」
甲斐姫の二番手としてナチュレはカイリューにドラゴンテールを指示してダイナブレイドを攻撃した。ここから激しい空中戦になった。空を宙を舞うように飛び、激しいぶつかり合いを展開、ダイナブレイドは首を伸ばしてカイリューに迫って来た。
「カイリュー、掴むのじゃ!」
「リューっ!!!」
カイリューは首を掴んでジャイアントスイングをして投げ飛ばした。オニドリル、直虎、タブンネはボスパックンと戦っていた。口から次々と飛ばしてくる泥の爆弾をオニドリルはかわしていった。
「恐い、でも頑張らなきゃ・・・!」
ボスパックンに直虎は恐く感じたが勇気を振り絞って立ち向かう。オニドリルもいなないて応援する。
「ありがとう、オニドリル、行きます!」
ボスパックンが泥の爆弾を吐いてくるとオニドリルはオウムがえしをして跳ね返し、ボスパックンを泥まみれにした。そしてドリルくちばしで攻撃して、直虎がジャンプした。
「すみません!えーい!」
直虎はジャンプキックをボスパックンにお見舞いした。ダメージを受けたボスパックンは尚も攻撃に出ようとしたが、タブンネがマジカルシャインを飛ばして攻撃、ボスパックンは地上に落ちていった。
「オニドリルーっ!」
「オニーっ!」
オニドリルは直虎をキャッチして自分の足首に掴まえさせた。
関索、ワルビアル、エアームドはボーマンダと戦っていた。ボーマンダの飛ばすかえんほうしゃをエアームドは素早くかわしていってエアカッターで牽制した。
「行くぞ!」
「ワルウ!」
関索とワルビアルは旋風とがんせきふうじを飛ばして、ボーマンダを攻撃、ボーマンダを退散させた。
「ようし、カイリュー、お前の力を見せてやれ」
「リューっ!」
「決めるわよ、リザードン!」
「ドオオン!」
ナチュレのカイリューと、甲斐姫のリザードンはりゅうのはどうとだいもんじを飛ばしてダイナブレイドを撃破するのだった。
「やるじゃない!」
「お主こそな」
突然の空襲であったが難なく勝利した一行は更に上空を飛んでいき、そこにある雲の世界、クラウディパークに足を運ぶのだった・・・。