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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
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ステージ12「渓谷」その一

この話の主人公、源義経

一行、源義経、電光のエレカ、女戦士パンドーラ、ノノ、レントラー、アーケオス、ハハコモリ、バタフリー


 義経一行は夜の闇の中、ミラを救うために走っていた。そして遂に目的の場所である渓谷に到着した。
「く、やはり・・・」
 義経はその光景を見て身を構えた。
「誘い込むなんてやるじゃない」
「さすがにえげつないだけのことはあるわ」
 エレカ、パンドーラ、ノノ、レントラー、アーケオス、ハハコモリ、バタフリーも戦闘態勢に入る。
「ドクドクドク、まんまと罠にはまったなロッグ!」
「袋の鼠とはお前達のことだニャット!」
「こんどこそここを墓場にしてやるでごわす!」
 ドクロッグ、ブニャット、ギガイアス、ランプラーとドリュウズの軍団、そして、
「ジナジナジーナ、あたくしを忘れたら困るわよジーナ!」
 空からハゲワシのようなポケモンのバルジーナが、
「そしてこの私、氷界軍一の知恵者、ミルホッグがいます!」
 更にミルホッグが軍の前に立って現れた。
「黙れ新参者がロッグ!」
「我々より目立つなニャット!」
「すみません・・・」
「いいじゃないのよジーナ!氷界軍に上下なんてないでしょジーナ!」
「うるさーい、年功序列では我々が上だニャット!」
 ミルホッグは下手に出て反省したが、バルジーナは反発して食ってかかり、ブニャットと言い争いをする。
「あたくし知ってるわよジーナ、あんた、氷界軍の紅一点何て言いふらしてるんでしょ、美人ならあたくしもいるでしょジーナ!」
「はん、お前が美人だとニャット?ハゲた頭のした鳥が、何をトボけたことを言ってるニャット!」
「あの、喧嘩は、おやめになった方が・・・」
 ミルホッグが止めに入ったが、二人の激しい剣幕に押されて、後退りをしてしまった。
「おいおい、もう喧嘩はやめろだロッグ・・・」
「敵を前にして、見苦しいでごわす・・・」
 ドクロッグとギガイアスは呆れた顔をして喧嘩はやめろと言った。それを見て、義経達も少し、呆然としてしまった。
「ハハーン・・・」
 乙女の喧嘩は怖いわ、とハハコモリは冷や汗を掻いた。
「あいつら、あんな感じだったっけ・・・?ねえ、レントラー・・・」
「レ、レーーーン?」
 エレカが尋ねると、レントラーは、さあな、と首をかしげた。竜に変身したノノ、アーケオス、バタフリーは、あいつら仲悪いのかな、とヒソヒソと話しだした。
「こいつら、何かふざけたことをしてるな・・・・。いや、そんなことよりもだ、ミラは、ミラをどこへやった!」
「ドク?そうだったな、お前等が探している娘は、ほれ」
 義経の問いにドクロッグは頷いて、ある方向へ指差した。そこには貼り付けにされた、ミラ・マクスウェルが・・・!


続く・・・。

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