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ステージ12「渓谷」その二
この話の主人公、源義経
一行、源義経、電光のエレカ。女戦士パンドーラ、ノノ、レントラー、アーケオス、バタフリー、ハハコモリ
「く、この・・・」
ミラは磔から解放しようともがいたが、鎖はきつく縛られていた。
「ミラ!」
「レーン!」
「俺達が来たぞ、今、助けてやるからな」
エレカ、レントラー、義経達はミラに声をかけた。ミラもそれに気づいたが、
「皆・・・、来てはダメ!これは罠だ!」
「罠、何のことだ・・・」
「お喋りはここまでだ、行くぞドクーっ!」
ミラの警告に訝しんだのも束の間、ドクロッグ達が襲いかかって来た。
「来たか、待っていろミラ、こいつらを倒して必ず!」
「ええ、まとめて蹴散らしちゃうわよ〜っ、え〜い!」
義経達も戦いを始めた。パンドーラがアッパーを振るってドクロッグを攻撃した。その時、ドクロッグについているベルトが光りだした。
「は・・・・!きゃあああああああ!」
突如、ミラの十字架から電撃が走り出して彼女に苦痛を与えた。
「何?!」
「電撃ですって?!」
「ハハーン?!」
「ど、どうなってるの!」
義経、パンドーラ、ハハコモリ、エレカは突然ミラの十字架に電気が流れたことに驚く。倒れていたドクロッグ、そして氷界軍が笑い出した。
「ドクドクドク、かかったなロッグ・・・。自分達の攻撃が仲間を苦しめることになる気持ちはどうだドク?」
「我々全員の体についているこのベルト、これは攻撃を受けるたびに十字架にある電波を通じて受けたダメージの分の電流を流し込むようになっているのだニャット!」
「そしてこれを発明したのがこの私、ミルホッグ、うーん、私のこの冴える才能が素晴らしすぎる」
氷界軍は勝ち誇ったように笑い出した。
「つまり、奴等を攻撃するたびにミラにダメージを与えてしまうってことよね」
「となれば、俺達は奴等に下手に攻撃は出来ないぞ!」
エレカの問いに義経は迂闊には戦えないと歯がゆい思いになった。しかしそうしている内に氷界軍が突撃してきた。
「まああ、来たわよ!」
「ケーン!」
「く、奴等の攻撃をかわせ、かわし続けて、何とかミラに近づくんだ、そうすれば、まだ可能性はある!」
義経の作戦に、パンドーラとアーケオス、仲間達は頷いた。
「解ったわ、スピーディーな速さなら任せて!」
エレカも同調して、義経達と共に氷界軍に向かって行った。義経はドクロッグのどくづきを避けて前進しようとするが他の敵に阻まれてしまう。
フリージオがエレカにれいとうビームを飛ばしてきた。エレカは慌ててひょいとかわした。
「うー冷た、でも、今は避けてくしかないわ」
パンドーラもミルホッグのけたぐりをかわしていくが、一行は思うようにミラの元へたどり着けずにいた。その時、上空から何かが近づいていた・・・。
続く・・・。