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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
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ステージ12「渓谷」その三

この話の主人公、源義経

一行、源義経、電光のエレカ、女戦士パンドーラ、ノノ、レントラー、アーケオス、ハハコモリ、バタフリー


「うおおおお、行くぜピット、ケンホロウ!」
「おう!」
「ケーン!」
 上空から、ケンホロウに乗ったヒュウと、ピットが急降下していた。ケンホロウはエアスラッシュを飛ばして、ピットはパルテナアローを連射して氷界軍を急襲した。
「ギガガガ?!」
「どわー、何だこいつらはロッグ!」
「不意打ちとは卑怯だニャット!」
「これはいけません、想定外の・・・」
 ドクロッグ達氷界軍が慌てていると地面から弁慶とアバゴーラが出てきた。
「俺様達もいるんだぜ、さあ覚悟しな!」
「ゴーラ!」
 弁慶とアバゴーラは砲弾とねっとうを飛ばして更に狼狽させていく。
「ピットくん、来てくれたの、それにお供の坊やも!」
 エレカがピットとヒュウに手を振った。
「お、あの時の姉さんか」
「はあ、またここでも会うなんて」
 エレカに気付くと、ヒュウは親しげに手を振り、ピットはため息を吐いた。
「弁慶、よく来た!」
「義経様、味方を助けるなら今だぜ!」
「ゴーラ!」
「よし、解った!」
 義経は走り出していった。道を阻む氷界軍をベルトに当たらないよう拳で殴って気絶させて、ミラの元へ到着した。
「ミラ・・・」
「ああ、義経、来てくれると信じていた」
 義経が助けに来たことにミラは安心した。彼が近くにいる。それだけでも救われた気持ちになった。
「今ほどいてやるぞ、むん!」
 義経は光刃を振るい、ミラを拘束する鎖を切った。解放されて落ちるミラを義経は姫抱きして受け止める。
「ありがとう、君が私を助けてくれる。そんな予感がしていたが、その通りになった・・・」
「い、いや、仲間なら助けるのは当然のことだからな・・・!」
 義経は恥ずかしく思って照れ隠しした。パンドーラはニヤニヤして、エレカは少しやきもちしていた。
「し、しまったドク、これでは十字架も意味がなさないロッグ!」
「く、おのれジーナ!」
 バルジーナがあくのはどうを飛ばしてきた。義経はミラを抱えたまま高くジャンプして一行の方へターンした。ヒュウ、ピット、弁慶、アバゴーラ達も集合する。
「やったな義経さん!」
「ああ、これで遠慮する必要はないな、行くぞ皆、俺達の戦いを見せてやるぞ!」
 義経が先頭に立ち、一行は氷界軍に向かって行った・・・。


続く・・・。

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