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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
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ステージ13「暗闇の渓谷」その二

この話の主人公、エモンガ

一行、エモンガ、ルゥ、お市、郭淮、サザンドラ、鮑三娘、リンク


 仲間達の心強い後押しを受けてエモンガは鍾会に戦いを挑んだ。
「来い、ムササビなどすぐに狩って肉にしてやる!」
 鍾会も飛翔剣を宙に浮かべて対峙した。
 そしてお市達もコマタナ達との戦いに入る。リンクはユキカブリと、お市はコマタナ兄、ルゥはフシデ、サザンドラはデンチュラと、鮑三娘はタツベイ、郭淮はグライガーと戦った。
「何だ、俺の相手は白タイツのダサ男か、つまんねえな!」
 ユキカブリはリンクの服装のタイツを見て笑い出した。
「そんな挑発には動じないぞ」
「な、へ、へん!お前なんざ怖くもねえよウスノロ!」
 リンクを挑発するとユキカブリは、こおりのつぶてを飛ばしてきた。リンクはこれを盾で防いだ。
「くっそーっ、ちょこざいな!」
 ユキカブリは怒ってリンクに飛びかかってきた。これをリンクは見逃さず弓矢でユキカブリを落とした。
「ぎゃあああああ!いってええええ!」
 射られたユキカブリは苦しみながら地を転がった。そして、お市とコマタナの戦い。ローキックで迫るコマタナを、お市は連環輪でガードした。
「ちい、弟が元気ならこんな女なんかに!」
「貴方の蹴り、手ぬるいですね。市の蹴りを見せてあげましょう」
 お市は連環輪を天二刺してこれに乗って回転蹴りでコマタナ兄を攻撃した。一方、ルゥとフシデの対戦。
「どくばりをくらえ!」
 フシデはルゥに目掛けてどくばりを連射してきた。
「こんな危険な場面、いくつもくぐり抜けて来たんだ、せい!」
 ルゥは要所要所で交わしていき、ファイヤーの魔法を放った。
「うわああああ、あちいーっ!」
 フシデは黒焦げになって力尽きた。郭淮、鮑三娘、サザンドラもグライガー、タツベイ、デンチュラと一進一退の攻防を繰り広げていた。その頃、エモンガも鍾会と激しい戦いを繰り広げていた。
「くらいやがれ!!」
 エモンガはでんげきはで鍾会に攻撃を仕掛けた。
「この程度の技など想定済みだ!」
 鍾会は飛翔剣を回転させてこれを防いだ。そしてボルトチェンジをジャンプでかわして剣を飛ばしてダメージを与えた。
「どうした?この私に本気でかかってきてもいいんだぞ、ん?」
「くそ、とっておきの奴を忘れかけてたぜ、なら!」
 エモンガは鼻をこすると、かげぶんしんをして鍾会を取り囲んだ。
「ななな、ど、どれが奴だ?!」
 エモンガの変化技に鍾会はひどく動揺した。エモンガは前から来ると見せかけて後ろからアクロバットで攻撃した。
「どんなもんだい!」
「おのれ!英才教育を受けた私をこけにしおってええええええ!」
 鍾会は怒り狂って、飛翔剣をノコッチに向けて飛ばした。
「わあああ、助けてーーーーーーっ!」
「ははははは、私を侮辱した償いだ!人質のこいつを消してやる!!」
 剣はまさにノコッチに刺さろうとしていた。その時、ノコッチの前にリフレクターが出てきて剣を地面に落としてノコッチを守った。
「な、何だと何だと何だとーーーーーーっ!!!」
「何も攻めるだけが戦いじゃねえ」
 リフレクターを作ったのはエモンガだった。
「あ、ありがとう、エモンガ・・・」
 ノコッチは自分を守ってくれた親友に涙を浮かべて感謝した。
「礼には及ばねえさ。さあて、卑怯な真似をした野郎にはたっぷり礼をさせてやるぜ!」
 エモンガはエレキボールを六個作って鍾会に迫った・・・。


続く・・・。

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