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ステージ13「暗闇の渓谷」その三
この話の主人公、エモンガ
一行、エモンガ、ルゥ、お市、郭淮、サザンドラ、鮑三娘、リンク
その頃、郭淮が弩砲でグライガーを倒した。更にサザンドラと鮑三娘もデンチュラとタツベイを見事に倒した。
「バ、バカな、何が貴様等を強くしている!」
鍾会は自分の手下が倒されていくことに動揺した。
「てめえには解らねえだろうな。仲間達の絆、仲間の思いに応えたい、それが俺を強くしてくれる。これが、俺の、俺達の絆の力だ!!」
エモンガはエレキボールを次々と連射した。鍾会は剣を飛ばして弾こうとするが防ぎきれずダメージを受けていく。
「これで、とどめだ!」
エモンガは渾身の10まんボルトを放った。
「こ、この英才教育の私が、こんなムササビごときにいいいいいいいい!」
鍾会は吹っ飛ばされていった。残っていた部下のユキカブリ達も一目散に逃げ出していった。
「やりましたよ!」
サザンドラが両手を上げて喜んだ。ルゥと鮑三娘がハイタッチをする。そして、エモンガはでんげきを飛ばしてノコッチを閉じ込める水晶を破壊した。
「た、助かった・・・」
ノコッチは自由に動けるようになった。
「ノコッチーーーーーっ!」
エモンガはノコッチに飛びついた。
「ノコッチ、大丈夫だったか?」
「ううん、なんともないよ。けどごめんね、僕が捕まったばかりに、うわーーーーん!」
「おい泣くなよ、お前が無事ならそれでいいんだ。けど・・・良かった、本当に良かったーーーーっ!」
エモンガとノコッチは互いを抱きしめて大泣きに泣いた。それをサザンドラ達は涙しながら見守るのだった・・・。
「あれは何だ!」
リンクがある物を指差した。一行が見ると、渓谷の果てに、氷で出来た妖しく輝く城があった。あの城こそ、氷界軍の総拠点かもしれない。エモンガ達はその城へと向かって行った。そして様々なファイター達も参上してきた。戦いは、いよいよクライマックスに向けて動こうとしていた・・・。