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ファイナルステージ「グレッシャーパレス」その一
エモンガ一行は暗闇の渓谷にて鍾会とその手下達を倒してノコッチを見事に救出した。そして氷界軍のアジトである氷の城、グレッシャーパレスを発見するのだった。
エモンガ一行を始めとして多くのヒーロー達が集結した。いよいよ氷界軍との決戦が始まろうとしていた。
「う〜、寒い〜」
鮑三娘は体を震わせて寒がっていた。エモンガ、お市、ルゥ、サザンドラ、リンク、郭淮、ノコッチ、ナチュレ、カイリュー、甲斐姫、リザードン、関索、井伊直虎、ワルビアル、エアームド、オニドリル、タブンネ、源義経、ミラ・マクスウェル、電光のエレカ、パンドーラ、アーケオス等ファイター達はグレッシャーパレスに入って奥へ進んでいた。
そこで一行を待っていたのは柱、壁、床に至る全てが氷で出来ていて、そこから冷気が放たれていた。想像を絶する寒さで一行の体温を奪っていた。
「う〜、こんなに寒いの、あの時以来だよ・・・」
ノコッチは歩きながら、かつてある世界での出来事を思い出していた。
「へっくし!寒い〜・・・」
サザンドラはくしゃみをして、鼻水を垂らして体を震わせていた。
「暗いな」
リンクは廻りを見渡し、城内が暗いことを指摘した。
「怖いです・・・」
直虎はいつものように怯えていた。
「お前等なあ・・・。いよいよ敵の大将との決戦が始まろうとしているのだぞ。その覚悟はあるか!嫌ならここに残れ」
義経が仲間に覚悟を問いただした。
「何を今更、私は最後まで戦い抜きますよ!」
すると、サザンドラは急にやる気になってひと吠えした。
「そうそう、寒いのなんてすぐに吹き飛んじゃったわ!」
エレカは一回転宙返りしてアピールする。
「おうよ、ここへ来て逃げれるかってんっだ!」
「怖いけど、頑張ります!」
「ワルウ!!!」
エモンガ、直虎、ワルビアル、他の仲間達も会心の一声を上げる。
「なな、急に元気になったぞ・・・」
「義経、心配はいらぬようだな」
驚く義経にミラが大丈夫だと肩をポンと叩いた。戦う決意を固めた一行は氷界軍のボスに立ち向かうべく最上階を目指していった・・・。
続く・・・。