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スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
関連タグ: スマブラ オリジナル 他社キャラ 夢の共演 アドベンチャー 
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ステージ2「高原と森林」その二


〜森〜

 ここは、とある森である。仄暗き森の中を、緑の帽子緑の服を着た勇者、リンクが歩いていた。丁度、近くにあった切り株で一人の少女が寝ていたがリンクは気にすることなくスルーした。その時、
 ドーン!!!
 突如、一体のポケモンが上空から地響きを立てて現れた。地面、ゴーストタイプのポケモン、ゴルーグである。
「な・・・!」
 ゴルーグはリンクにシャドーパンチをしてきた。リンクは盾でガードしようとしたが、パンチの動きは早く、間に合わない。その時、ヨーヨーのような武器が飛んできてゴルーグを攻撃した。ゴルーグは吹っ飛ばされて地面に転がった。リンクが振り返ると、そこには切り株で寝ていたあの少女がヨーヨーのような武器、旋刃盤をブンブン回していた。
「も〜、寝起き最悪なんですけど〜」
 どうやらゴルーグの地響きで起きてしまったようだ。少女はリンクに気付くとそちらに向かった。
「あら、あんた、いい帽子してるじゃない。どう、一緒に戦ってみる?」
「解った、名前は?」
「名前?そうね、皆からは鮑三娘って言われてるけど、鮑ちゃんって呼んで!」
「解った、行くぞ!」
 リンクと鮑三娘は戦いを始めた。ゴルーグは拳を振り下ろして衝撃波を飛ばすとリンクはこれをかわして矢を放った。しかしゴルーグにかわらわりで叩き落とされてしまった。
「甘い甘い、攻撃はこうするのよ!」
 鮑三娘は指を降ると旋刃盤を振り回してゴルーグを攻撃、これを喰らったゴルーグは真正面に倒れて体を起こそうとした。
「行って、止めを指すなら今だって!」
 鮑三娘に言われて、リンクは下突きでゴルーグの胸を貫いた。止めを刺されたゴルーグ両手を高く上げて、ドン、と下ろして力尽きた。
「いやったーっ!」
 ゴルーグを倒して、リンクと鮑三娘はハイタッチをした。
「やるじゃん、あんた」
「そうでもないさ、お前の一撃が無かったら負けていた」
「ふーん、そう言う飾らないところって悪くないかも」
「?」
「ねえ、もしかして旅に出てるの?だったらあたしも連れて行っていいかな、旅は道連れって言うでしょ」
「そうだな、よし、行こう!」
「ありがと、あたし頑張るね!」
 互いに笑みをかわして次なる地を目指して進んでいった・・・。

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