完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

スマブラ セカンドストーリー 戦慄の氷界軍
作者: たくと七星  (総ページ数: 51ページ)
関連タグ: スマブラ オリジナル 他社キャラ 夢の共演 アドベンチャー 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~

*7*

「会話イベント 郭淮、サザンドラ」


「ごふ、ごっふごふ!ごふごふ!」
 旅の道中、郭淮は激しく咳き込んでいた。
「ど、どうしました?!」
「ああ、サザンドラ殿、心配いりません。いつもの咳が出ただけでして・・・」
「でも、何か病気があるんじゃないですか?心配です」
「いえいえ、大丈夫でごほっ!ごほ!」
「あああ、そんなに咳き込んで、そうだ、薬草薬草!」
 サザンドラは薬草を取り出して郭淮に飲ませた。
「はあ、ありがとうございますサザンドラ殿」
「いえいえ、お安い御用です。郭淮さんの咳も治ったようで良かったです」
「サザンドラ殿、貴方にはよく命を救われて、貴方は顔は恐ろしくても心は慈悲深い」
「え、いやあ、そう言われると照れちゃいますよ〜、はは」
 しばらくして・・・、
「ごふごふ!ごっふごほ!」
「ええ、郭淮さん!」
「ああ、また咳が・・・」
 薬草を渡した。しかししばらくして、
「ごほごほごほ!うえっふぐえっほ!」
「郭淮さん、ああ、また薬草を!」
「待ってください、薬草はいいです、ごほごほ!!」
「で、でも、飲まないと咳が止まりませんよ」
「だ、大丈夫です・・・、これ以上薬草を減らすわけには、ごふごふ!」
「ですが、郭淮さんのお体に何かあったら大変です!」
「お気遣いはありがたく思います。ですが心配は無用・・・。咳き込むのはいつものこと。無理を押して叱られることはよくありました。それに・・・人はいずれ死ぬ、だからこそ、今を精一杯、全力を持って生きていかねばならないのです・・・」
「郭淮さん、貴方は強いのですね」
「いえ、強いのではなく、強くなろうと思っているので・・・ごほっごほ、ぐふ、うぇっふ、ごふぇ!」
「ああ、やっぱり薬草を!」
 郭淮とサザンドラの冒険は続く・・・。

6 < 7 > 8