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作者: ちーちゃん (総ページ数: 108ページ)
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*62*
今日もまたやらしい顔で画面の奥の私を見てるよ?
それが最善策じゃないことを きっと君は知ってる
人造エネミー歌いたくなった!
そして、理科の授業で元素のところ突入!
元素周期表ならランタノイドとアクチノイド以外全部言えるよ!すごいでしょ!?
りん「!!!作者すごい!」キラキラキラ
わお、めっちゃ尊敬の眼差し。
それじゃあ、いっきまーす!
時はまた戻り、手前で止まる。
小岩井瑠奈が今日もすずらん中学校の物理部の部室を訪ねる。
瑠奈「りんごちゃん、今日もお話しに来たわよ。」
りん「小岩井先生!こんにちは!今日はどんなお話をしてくれるのですか!?」
瑠奈「いつも物理や元素の話ばっかりじゃつまらないと思うの。今日は物語を話すわ。りんごちゃん、国語苦手だって聞いたから。」
りん「どこからその情報を!?」
ソラ「あ、小岩井先生、こんにちは☆」
エレ「ちょうどよかったです。調理室でクッキー作ってきたんです。小岩井先生もどうですか?」
瑠奈「ありがとう。」
**
瑠奈「じゃあ、お話をしましょうか…」
ある時代のある街に、100年に一人の逸材と呼ばれた、天才マジシャンの少女がいた。その少女の名前はウィリア。
彼女はある日、ジョーカーのカードを失くしてしまった。
そんなとき、顔を見せないようにした人から、ジョーカーのカードをもらった。三日月に乗った星と月の飾りで留めてある黒のケープに白のブラウス、紫のスカートと帽子、茶色のブーツの金髪の魔女の絵のジョーカーだった。
ウィリ「可愛いジョーカーのカードだなー」
ファンシーな見た目とは裏腹に、彼女はそのカードに示された運命を知る由もなかった。
その日帰ったウィリアはある、奇妙な出来事を見たのだった。
ウィリ「く、黒猫が空を飛んでる!?」
目の錯覚だと思った。なぜなら、ほかのだれもが空を見ていなかったからだ。
その日の夜中。
ウィリアは何者かに呼ばれて起き上がる。
ウィリ「…だれ?」
そのとき、月に向かってあのジョーカーのカードが飛んでいった。
魔女「お待ちしておりました。わが器となる人物。」
ウィリ「器…?あなたの要件は何?」
魔女「あなたは、魔女となる人物です。そして今日、あなたは選ばれた。」
意味が分かっていないウィリアに対し、カードの中の魔女は淡々と語る。
魔女「というわけです。あなたは今日から魔女となります。その際、一つだけ約束が――」
絶対、魔女だということを知られてはいけません。
魔女「それでは。」シュン
瑠奈「あら、チャイムが鳴ったわ。そろそろ帰るわね。」
りん「そうですか。また、お話を聞かせてください!」
瑠奈「ええ、そのつもり。気をつけて帰ってね。」ガラッ
私はこのあと娘と夫に会えるなんて思ってもいなかった。この話は、みんなの前で話そう。
あの、私が知ったマジシャンの友達の話を。
はい、今回はここまでです。
このあと、ウィリアはどうなっていくのか?
お楽しみに!!