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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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*1*

 プロローグ 此処は何処? 私は誰? 

 …………ん? そう思い自分は目が覚めた、何故目覚めたかと言うと左手の二の腕に鈍痛を感じたからだ。簡単に言ってしまえば、針を刺す様な痛み、だがゆっくりとその痛みは自分の左手の二の腕を蝕んでいき、我慢出来ずに自分は目が覚めたのだ。
「いってぇ……!?」
 自分が声を出して起き上がる、その瞬間自分の横目に金髪の幼女が目に入った。自分はその幼女に恐怖した、それは『口の周りが赤い鮮血で汚れていた』からだ。その血は分かっている、そう、自分の血だ。
「てっめぇ……!」
 自分はそう言って金髪の幼女の顔に自分の左足の蹴りをぶつける。自分は上着を急いで脱いで、左腕の二の腕に適当に巻きつける。そして自分は急いでその場所から走って逃げる。
 一体全体どういう事だ? 自分はどうして金髪幼女に左腕を食べられているんだ!? 可笑しいだろ!? ていうか此処は何処なんだよ!? 草木ばっかで見た事が無い場所だ、自分は息を切らしながらその場で息を整えようとする。
「おいおいおいおい……此処は一体何処なんだ? そして『自分は誰なんだ』……?」
 自分はそう呟いて、ゆっくりと前に進み始める、すると目の前に寂れた神社を見付けた、自分を匿うのならうってつけの場所だ、自分はそう考え、神社の中へと入っていく。神社の中は静かで誰も居なさそうだった、自分は『自分が何者なのか』、『此処は何処なのか』? というのを考える為に賽銭箱に座って考える──

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