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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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「おい、アンタ、アンタが俺に矢を?」
 自分がそう言うと、男性は静かに頷く、ま、まぁ、咲夜にボコられているし、此処で自分が攻撃するのもなぁ、と思い、話を聞く事にした。
「おい、アンタ、名前は?」
「は、波戸場、狩人……」
「はぁ? 波戸場狩人ぉ? すっごい名前だなぁ」
 そう言って、自分は驚愕する、波戸場狩人(はとば かりゅうど)と言った男性はニット帽に登山用のリュックに靴、登山用の『トレッキングポール』(登山用の杖の名前、名前が書いてあった)に完全に登山用の格好だった。
「え、えーと、アンタは『スタンド』使いなのか?」
「あ、あぁ……お前等二人に『スタンド』を使用して、矢を放った瞬間、何時の間にかこの白髪ババァの女が俺の背後に現れて『女性に矢を放つなんて……』と言って、一瞬で俺の事を……」
 波戸場狩人がそう言って、咲夜を見る、そして気絶する、自分は咲夜を見て、冷や汗を掻く。
「あ、あのぉ、アンタ、一体何をしたんだ? 一瞬で移動する能力なのか?」
 自分がそう言うと、咲夜は首を振って、口の端を歪ませる。
「いいえ、私の能力は『時空間を操る』能力よ、『時、時空、空間を操れる』から、こういうちょっと難しい名前になったんだけど、だから『時を止めて、この人を探して、『女性に矢を放つ事は何事か』と言って、此処に連れて』きただけなんだけどね?」
 咲夜はそう言って、ニヤニヤと笑う、絶対この人は敵に回したくない、自分はそう思いながら咲夜を見続ける。そして霊夢は直に目が覚めるだろう、そう思いながら咲夜を博礼神社の中に入れて、待機させる──

 第六章 絶体絶命の戦い 完

 第七章に続く……

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