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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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『東方奇妙譚』 第二十二章 スリップ・トリップ・ガール

 大岡友井が咲夜に回収されて、自分こと周理輪廻は静かに安堵していた。こんな時にでも奴は襲ってくる、そう『スタンド』使いは。そんな事を思いながら自分は持ち場を離れ、料理をもっちゃもっちゃ食べていた。
「んー、美味しいなぁ、これは何と言う料理だろう?」
「それは『パエリア』という太陽の沈まない国、スペインの料理だよ」
 そう言って、プランドールが自分の前に現れる。成程、『パエリア』ねぇ。そう思っていると、レミリィが自分の前に現れる。
「あら? どうしたの?」
「あっお姉ちゃん。今『パエリア』の説明を」
「へぇ、『パエリア』か……案外お米が硬いから好きじゃないわ」
「えぇっ……」
 レミリィの話を聞いて、若干引く自分、すると自分の目の前の一人の少女が現れる。
「あ、あの!」
「ん? 君は……?」
「私は妖精の『クラウンパース』と言います! 宜しくです!」
「お、おぅ……何とも元気な少女だな……俺の名前は周理輪廻、宜しく」
 そう言って、自分は右手を指し出す、そして自分はクラウンパースと握手をする。するとクラウンパースの後ろで首に三つの玉を浮かせたダサいTシャツの女性が現れる。
「あら? 貴方が周理輪廻?」
「え、えぇ……そうです。貴方は?」
「私はヘカーティア・ラピスラジュリ、宜しく?」
 そう言って首を傾けるヘカーティア。何だろう、頭の中で『変なTシャツヤロー』という言葉を思い付いたが、黙っておこう。
 それにしてもクラウンパース……ピエロみたいな格好だな、自分はそう思いながら二人の会話を確認する──

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