完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*42*

『東方奇妙譚』 第七章 咲夜、絶体絶命

「さて、それでは、話を聞きましょうか」
 咲夜はそう言って、自分が運んだお茶を飲んで、静かに声を発す、自分は無言のまま正座をし、横目で畳の目を数える、すると、咲夜は指を鳴らして、自分の目の前から消える。
 すると自分の首にナイフを当てた咲夜が現れる、まさかまた能力を? 自分はそう思いながら冷や汗を流す。
「さっさと『スタンド』について話して? 面白そうな話だったし?」
「え、えーと……何でそれを話さなければ? 貴女には『スタンド』が見えないし、使役出来ない、話しても無駄だと思うのですが?」
「あら? 何時何処で『私が面白そうと感じて話して欲しい』、とは言っていないわ? 『お嬢様が話して面白そうと感じたから話して欲しい』だけよ?」
「……お嬢様? そいつぁ、誰なんだよ?」
 自分がそう言うと、咲夜は首に当てたナイフを胸の谷間に刺して、話し始める。
「お嬢様、私がお仕えしている存在ですわ。名前はレミリィ・スカーレット、そんなお嬢様の家族は妹様しか居ません、別名『忌もうとされる妹』、プランドール・スカーレット、です。私はレミリィお嬢様、プランドール様が住んでいる蒼魔館という館で私はメイドとして働いていますわ……あ、いい事を思いつきました、『私が話すのではなく、貴方が話せば良い』じゃないですか、輪廻君、でしたっけ? 私と共に蒼魔館に行きませんか? ちゃんともてなします」
 咲夜にそう言われて、自分は静かに考える、果たして、自分はどうしよう? そう思いながら咲夜を見つめる──

41 < 42 > 43