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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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「全く、静かにして欲しいわね、食事中だというのに……」
 プランドールはそう言って、少女に近付く、すると少女が唸り声を上げる。
「あ、アンタ、何近づいているのよ!? 『スタンド』で壊すわよ!?」
「壊す? 出来る訳無いじゃん、『『スタンド』は『スタンド』使いにしか見えないし、触れない』んだよ? 私は貴方の『スタンド』なんか見えていないわ、だから『スタンド』使いではない私には指一本愚か、『そもそも貴方の『スタンド』で私の体を触れる事が出来ない』のよ」
 プランドールはそう言って、彼女の腹部に重い重い一撃を食らわせる、すると少女はその場で気絶し、倒れこむ。そしてプランドールは席に戻って、食事を再開する。
「あぁ、今日もご飯は美味しいなぁ」
 そう言うプランドールを見て、『俺は右手を壊されたんだけど? もう少し早く行動していたら、自分の右腕は犠牲にならなかったのに……』と思いながら深い深い溜息を吐いて、左手で椅子を引いて、座る。
 少女の後処理は咲夜がするようで、自分は咲夜に『縛って置いて?』と頼んだから、その場で少女の両手、両足を縛って、動かない様にして、縛ってくれた。そして縛った少女は地べたに置かれた。
 後はこの少女に話を聞くだけだな、そう思いながら自分は慣れない左手でご飯を食べる──

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