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東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
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*7*

「それじゃあさようなら、周理さん?」
 そう言って八雲灯が静かに博礼神社から立ち去る、張も凛も灯に着いて、神社から消え去った──自分は灯の謎のオーラに気圧され、その場から動けずに居た。
 自分は灯が立ち去った後、何処で寝泊りをするか考えていた、自分は『幻想卿』とやらの場所の通貨を持っていないので、寝泊りするのにも一苦労であった。
「どうしよう、本当にどうしよう? 霊夢、魔理亞、何か良い手は無いかな?」
 自分がそう言うと、霊夢は大きな溜息を吐いて自分に言う。
「仕方無いわねぇ、私の神社で寝泊りしなさいよ。今日の所は、ね。明日からは住居を探す事ね」
「あうっ、何と言う無理難題を。魔理亞もどう思うよ?」
 自分がそう言うと魔理亞は帽子を深く被り、ごにょごにょした声で自分に言う。
「わ、私の家でも、いいんだけど……お前がいいんならな!」
「えっ!? それは嬉しいよ! 明日の晩から一緒に住まわせてくれ!」
 自分がそう言うと、魔理亞は顔を赤くして叫ぶ。
「うえぇっ!? い、いいのか!? 私の家は汚いんだぞ!?」
「それでも良いさ、雨風さえ凌げれば霊夢の家でも魔理亞の家でも嬉しいさ!」
 自分がそう言うと霊夢が言った。
「じゃあそれで良いわね? 今日は此処に泊まる、だけど明日から魔理亞の家で泊まる。それでいい、魔理亞?」
 霊夢の言葉に対し、魔理亞はコクコクと連続して頷く。まぁ魔理亞が顔を赤くしている理由は分かるけど……そこ迄女の子が男を家に泊まらせるのが恥ずかしいかな? 自分はあまり理解出来ないけど、これで衣食住の内、住は完了だ。後は衣食のみ。これはのんびり考えても良いかな? 自分はそう思いながら霊夢に寝床を案内される。
 それではお休みなさい、心の中でそう呟きながら、自分は静かに寝る事にした、明日から魔理亞の家で寝るんだ、博礼神社で寝る事は今日が最初で最後かもしれない、自分は印象深く記憶に残って欲しいな、と思いながら溜息を吐く、明日の自分迄お休み──

 プロローグ 此処は何処? 私は誰? 完

 第一章 に続く……

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