完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

東方奇妙譚
作者: 彩都  (総ページ数: 150ページ)
関連タグ: 東方Project 二次創作 三次創作 クロスオーバー ジョジョの奇妙な冒険 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~ 120~ 130~ 140~

*89*

「もう少し痛みを我慢しろ! 血糊をかけてっと……よし完成! 今から写真を撮るから動くなよ!」
 風間畦道はそう言って自分の胸に血糊をかけ、連写で自分を撮る、そして風間畦道が言う。
「よし! これで完成! ブレもあまり無い! 有難う! 急いで怪我を治そう!」
「あ、あぁ!」
 風間畦道の発言を聞き、魔理亞と二人で自分の胸の怪我を治療する──

「ふぅ、終わった終わった。色々すまないな周理輪廻。多分これで俺は色々と面倒事から回避されそうだ」
「そ、そうか?」
 自分はそう言って風間畦道の写真を見る、確かにあまりブレが無く、血だらけだった。
「まぁ、服はすまない、としか言いようが無い。本当にすまない」
「仕方無いさ。で、どうするんだ?」
「ん? のんびり脱出するさ。どうせこの世界は簡単には出られないんだからな」
「何だ、分かっているのか。良かった」
 自分はそう言って、風間畦道を見る──そして風間畦道が言う。
「これでお前を襲う奴も少なくなると思うぜ? 予想だけど」
「俺もそれが良いね」
 自分と風間畦道はそう言って笑う。すると風間畦道は魔理亞を見て発言する。
「アンタも素早い止血だったな、賞賛に値する」
「別に? これ位どうって事ねぇ」
「そうか、それじゃあな巫女、周理輪廻、白黒」
「あぁ!」
「そうね……賽銭有難う」
「おう! また会えたら良いな!」
 自分、霊夢、魔理亞はそう言って風間畦道を見送った──これで『あの人』が自分を襲う事を止めてくれたら良いが──自分はそう思いながら服をどうしようか、と考える──

 第十五章 『あの人』とは 完

 第十六章に続く──

88 < 89 > 90