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独善なんでも依頼ギルド【正義の悪役】
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 97ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 短編集 依頼解決 多重クロス 読者参加型 ヴィラン 
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*96*

【依頼8】
「カース・アルケミー・ネクロマンス・マジナイヮ」


ベロー
(俺はベロー、狩人だ)

ベロー
(普段は人狼狩り、怪物退治なんかをしているが、今はこの【正義の悪役】でグリムと用心棒をしている)


魔トリョーシカ
「さて、もしかしたら君達にも何か依頼することになるかもしれないけど、その時はごめんね」

ベロー
「ああそんな……俺達も暇なのは困るし、簡単な事だったら……」


………

ベロー
(と、入ったはいいが俺は衝撃の事実にうちのめされている)

ベロー
(グリムと所長はマガイモノという生物……そして )

魔トリョーシカ
「全員整列ー」

魔トリョーシカはカバンから正義の悪役のメンバーを取り出していく

ベロー
(あのギルドの面々もまた人間ではなく、あの所長が作り出した人形)

七夜
「おはようございます所長、点呼入るか?」

レオン
「いらねーだろそんなの、あー腹減ったなー」

サビィ
「今日は俺が作るっすよ!」

ベロー
(当然ながら意思はない、自然に動いているようにコントロールしており、喋っているのも所長の1人芝居)

ベロー
(そう、このギルド………)




『人間は俺1人だけなのである!!』


魔トリョーシカ
「いやー、こうしてグリム達が来てくれるだけでも助かるよ」

ベロー
「ひとつ聞きたいんだけど、なんで俺達は普通に雇ったんだ?」

ベロー
「グリムはまだしも……そうやって人形を従業員にできるなら、俺の人形を作ればいいじゃないか」

魔トリョーシカ
「確かにグリムのように体格を自由に変える事は出来ない」

魔トリョーシカ
「でもね、ベローとグリムは切っても切れない仲だからね、いいじゃないか」

ベロー
「別にそんなんじゃ………」

魔トリョーシカ
「それにね」


魔トリョーシカ
「結局の所独り言だから話していると感情が虚無になることが結構あるんだよ………」

魔トリョーシカ
「まぁだからガブリエルを買ったりはしたんだけど」

ベロー
(や、闇が深い………)

グリム
「フィユティーヌ(魔トの別名)、このチョコレート貰うぞ」ボリボリ

スターアベネス
「またお前菓子勝手に食いやがって!!」

Sonic.exe
「いいけど……大丈夫なのか?グリム」

ベロー
「大丈夫って、マガイモノだろ?なんの問題が……」

Sonic.exe
「いやそれ………アルコール入ってるチョコレートだぞ?たくっちスノーはそういうの苦手だが」

ベロー
「え?」

グリム
「…………」サーッ





「う\\

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