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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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40:12

「おっと、タイマーを止めるのを忘れていた...ほら早く行くんだ、しっかりやらんと賞金はやらんぞ」

「待ってよダストヒューマン、戦えないキャラだって中には居るんだよ!?」

「そこまで考えてはいない、非戦闘キャラには非戦闘なりの戦い方があるだろう...こんなのとかな」

全員のタブレットに新たなアイテムが転送された

「確保されているやつにはこれを」

そしてロストメイドウィンは牢屋のメンバーに首飾りを付ける

「時空犯罪者なんかが使う裏物の装置だ、完全に気配を隠して行動できる」

「...そんなの渡して大丈夫なの?」

「仕方ないだろ貰い物なんだから...掃除屋としても処理に困ってたんだ」

「...うーん、腑に落ちないけど言ってきます」

牢屋のメンバーが首飾りを付けると透明になり...足音だけが響く

「...ほら、お前達もさっさと行け」

そして逃走者達も渦を抜けてもう1つのエリアへと向かっていくのだった

「最終ミッションだ、どんな手を使ってもいいから野獣先輩をぶっ殺せ」

...

世界は表裏一体...Bの世界もまた先程の世界と同じような風景をしていた...並々ならぬ殺意を感じる事を除いては

「本当にここに野獣先輩が...いるのか...」

逃走者達は武器やアイテムを構え、慎重に歩く...

犯罪者に殺されたくない、だがここまで来て賞金を逃したくない...逃走者達はハンターの時以上に野獣先輩を恐れていた


特に...戦闘能力を持たないDJ灰龍は...

「やべぇよやべぇよ...こんなはずじゃなかったのに...」

「知らなかったんだ...知らなかったんだよ、この姿が犯罪者だったなんて」

「何なんだよこれ...」


「オオ?なんだこいつ?」

「ファッ!?」

DJ灰龍の目の前に...奴が居た

DJ灰龍とそっくりそのまま...分身とも言える存在...【野獣先輩】

たくっちスノーと軽く会話を行った彼は野獣先輩がどんな悪事を働いたかを把握している...


己のエゴで...複数の世界を...

「ああ...」

灰龍を見た野獣先輩は鼻で笑うような顔で喋る

「なんだそのダセェ格好、俺の真似っすか?」

「!?」

「最近リアル関連だと多いんだよなぁ~、ああアホらしいっすわ、正直居てもウザいだけなんすよねそんなの」

「結局のところお前達が愛してるのは俺みたいな紛い物、でお前はそれを真似してるから紛い物の紛い物かぁ...アホらしいよなぁ!!」

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