完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
関連タグ: メイドウィン小説 メイドウィン逃走中 逃走中 ラーメン 独自能力有 多重クロス 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~

*40*

「終わったぞ」

「あ、はい...それではまた」

「あ、待て...サービスでこいつを受け取りな」

ロストメイドウィンは美奏良のタブレットにクーポン券を乗せる

「こいつを『迫真麺創り』っていう店に見せればタイマーが動かずタダで食べることが出来る」

「こ、こんなものまで...ありがとうございます」

プログラムとクーポン券を受け取った美奏良は鼻をつまみ牢屋から離れていった...

うがいを終えた黒影は首をかしげる

「俺ってそんな臭い?」

「もう歯を削ってもらうしかないな」

「そんなに!?不老不死だから平気だけど!」

「それより黒影、監理局の権限で逃走者の居所を調べてくれないか?」

「なんで?」

普通ならゲームマスターが行うであろう仕事を逃走者に押し付ける行為に黒影達が疑問を抱くと、ロストメイドウィンはパソコンに入ってる写真を見せる

「これはハンター達が定期的に発動されるカメラ機能で撮ったものだ、これを見ることでゲームマスターは状況を把握できるんだが...見ろ、生命反応があと二人ほど足りないんだ」

「えっ二人も?」

「一人は【メタボス】あの豚みたいな奴だ、RPG3がリメイクすると聞いて話題枠として呼んだんだが...」

「ああ、流行った芸能人とかを逃走中に参加させるアレみたいな?」

「ていうか芸能枠だ、これ時空監理局に話付けて全世界でテレビ放映してるからな」

「え、あの人がそんなことを?」

「ああ...あ、そんなことはいいか、それでもう一人なんだが...」


【レオナルド・ダ・ヴィンチ】

...

そして当のダ・ヴィンチ本人は人目に付かない場所で、こっそりと『芸術』を作っていた

「これでよし!これだけ作れば20分は奴等を騙し通すことは出来るだろう」

...その芸術とは今の自分自身、『英霊(サーヴァント)』となった肉体の元であり、自信の最高傑作『モナ・リザ』を立体化した...本人によるアレンジ像である

【ダ・ヴィンチちゃん複製術】
『レオナルド・ダ・ヴィンチ(以下ダ・ヴィンチちゃんと明記)』の独自能力。

自身そっくりの模造品を創り欺く事が可能、こんなことが出来るのは彼(彼女)こそがモナリザの作者、いわばダ・ヴィンチちゃんだからである。

「後はこれをアイテム化して持ち運べば...」

ダ・ヴィンチちゃんは模造達をプログラムに圧縮させタブレットに入れた後、ひっそりと走り去る...

タブレットの容量は8割を越え、パンパンな状態である...

39 < 40 > 41