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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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*10*

「実はな、地の文というものにチャレンジしたかった」

「だが台本形式だったものを急に地の文に変えても違和感があると思って」

「ええ...」

「真っ白な空間はほら、色々あると地の文の描写とか面倒だから...かれこれ五年半は『あれ』で書いてきたわけだし」

「...まあ、そういうことにしておきます」

慣れないやり方により一層違和感を感じていることにも気付かず、ロストメイドウィンは話を続ける

「それでだ、先に言っておくと今回の逃走中は色々と特殊だから話も長くなるが勘弁してもらいたい」

「あっ、はい」

「まずは『独自能力』の説明だ...逃走中をやっててずっと思ってたんだ」

「どうせ版権キャラを出すなら版権キャラ固有の能力を使わせたいとな...そこで版権逃走者には自身の特技を1つ使っても良いことにした」

「良いんですかそれ!?」

驚くのも当然だった、逃走者の中には指1つで世界を破壊するもの、気分次第で時空を歪めるものも存在することがあるからだ

「ああ、捕獲者(ハンター)及び他の逃走者に危害を加えない限り自由に使って良いと言わせておいた」

「そ、そんな...」

「まぁたくっちスノーらマガイモノち逃走者に参戦している、悪事は出来ないだろう」

「あ、たくっちスノーさんも居るんだ」

逃走中はバラエティ、しかし時に事件が起きる
それこそ国が滅び、途中で人が亡くなるほどの大事件が

そんな悲劇を繰り返さないために『時空監理局』のたくっちスノーが居るのだ

「で、お前達メイドウィンには独自能力はない」

「えっ!?」

「募集用紙にどういう能力がいいか聞いてもいいが、たくっちスノーの奴が」

「いや、そんなことしたらその内皆ズルいズルいって言い合うような酷い能力書くに決まってるじゃん」

「というわけだ...救済処置としてこれを」

ロストメイドウィンは天井からやや大きめのタブレットをMiruraの膝元へと落とす

「痛っ、これは?」

「逃走中テレビでよく見る携帯の代わりだ、時代に合わせないとな」

「マップ機能やミッション確認とか、ぶっちゃけテレビの奴よりハイテクだ...とそんなことはいい、ステータスというアプリを開け」

タブレットの電源を付けると、複数のアプリケーションが表示される、その中からステータスと書いてあるところをタッチすると、先程の名簿が写される

「そこに★があるだろう、それは走力、知力、体力のランクを表す」

「お前の場合だと上からランク5、ランク6、ランク2だ」

「...メイドウィンは、版権キャラのランクの上限を二倍に設定してある」

「え!?どうしてですか!?」

「考えてもみろ、この小説でメイドウィンという設定が無ければお前達はただの人だ、ただの人間がソニックに勝てるのか?版権キャラがメインでハンターも版権に合わせてある...追い付くにはこうするしかないのさ」

...それを聞いて、Miruraはそれもそうかと納得する

メイドウィンによる逃走中は場合に寄るが超人揃い...人間にとっては兎と亀ならぬ、兎とアリを比べると同意味なのだ

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