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メイドウィン逃走中SP『END』
作者: ロストメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 96ページ)
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その時、牢屋のある場所から見て遠くに爆発音が響く

「えっ...何今の爆発!?」

「...おいダストヒューマン!武器は全部はずしたんだろ!?」

「外したし時空間に捨てておいた...ただ、今のあいつらの知能なら火薬くらいなら作れると思うぞ」

「.....止めるんだ」

「無理だ」

「どうしてだ!?何故やらない!?今ここで罰することになるかもしれんぞ!?」

「職権乱用...にはならないか、じゃあ言っておく...この逃走中は失敗だ」

ロストメイドウィンはパソコンを見せる...パソコンには逃走中画面の上にエラーメッセージが張られていき...やがて黒い画面になった

「止めないんじゃなく止められないんだ、どうやらあのAIは邪魔する奴は創造主でも消すつもりみたいだな」

「な、なんでこんなことに...!?」

ロストメイドウィンは使い物にならなくなったパソコンと牢屋を灰に変え、ちゃぶ台を用意したくっちスノーを座らせ、他の逃走者にはたくっちスノーかパイプ椅子を用意させ座らせた

「仕方ないからここで反省会だ、今回の原因はAIを逃走中に出したこと...追いかけることに本気になりすぎてる...が、どこかおかしいな」

「おかしいどころの騒ぎじゃないよ!」

「ああ、いくら成長するタイプとはいえ急に過激になった...ついさっきまではアスリート選手と同じ身体能力を持っていたに過ぎないのだが...」

「もしかしてあの時空犯罪者が変なことしたんじゃ!?」

「それはないよ、田所に機械操作の設定はない...いや待て」


『...田所は、一人でここにやって来たわけではないのでは.....?』

「たくっちスノー様!」

マスカレードがたくっちスノーの側に降りてくる

「大変ですたくっちスノー様、学習型以外のハンターがスクラップのようになって!」

「何!?そこまで成長してたのか!?」

「これはもうゲームマスターの俺にはどうしようもならないな...黒影。」

「えー?俺ラーメン食べに来たはずなのに...まあいいか」

メイドウィンは時空の渦からマイクを取り出し、真上に向けて叫ぶ


「おい、どうせ居るんだろ俺!モタモタしてないで出てきやがれよ!!」




『...ああ』


黒影の声に応えるように、店の影から黒い液体のようなものが現れ、ロストメイドウィン達の目の前で形を形成する、その姿は....






黒影と瓜二つの姿をしていた。

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