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53:24
アサル
「たくっちスノーさん!変なやつを見かけたとか、挙動がおかしくなったりとか色々起きています!」
たくっちスノー
【2回目のミッションまではまだ時間がある!俺も色々調べるからなんとかするぞ!】
アサル
「いや、何とかと言われましても!」
………
デーリッチ
「………」
別エリアでは、デーリッチが妙にソワソワしていた。
……
アサル
「怪しい動きしているな……ハンターを警戒しているわけでも無さそうだ」
カノコ
「近づいてみる?」
アサル
「当然だ」
………
アサル
「あー、ちょっといいかな?」
デーリッチ
「うぇ!?な、な、なんでち?」
アサル
「実は逃走中内で怪しい人を見かけたっていう報告があってね、赤いシルクハットの人とメガネの人……」
アサル
(でもこれ………多分『あの二人』なんだよなぁ………)
カノコ
「あっ口にプリンついてる!」
デーリッチ
「ドゥルルルルル」
デーリッチ
「何があったってぇ!?」
アサル
「いやなんですかその動揺」
アサル
「貴方王様ですよね?」
アサル
「そんな露骨に焦ったら政治とか出来ませんよ?」
デーリッチ
「い、いいもん難しいことはローズマリーに丸投げしてるから!」
ピューン
カノコ
「あ、逃げた」
アサル
「…………とりあえず分かったことは、彼女が何か隠しているってことだな」
カノコ
「またハッキングしたら?」
アサル
「感情とはまた違うから抜き出すことは無理だよ……ひとまず誰かから貰うか」
………
たくっちスノー
【え?正直そうなやつ?】
たくっちスノー
【ああ!それだったらドンモモタロウの所に言ったらどうだ?嘘もお世辞も言えない程の正直者と言われてるんだ】
アサル
「ありがとうございます」
アサル
「あとはドン……モモタロウ?それをどうやって呼ぶかだが」
カノコ
「おーーい、ドンモモタロウーー!!」
アサル
「おバカ!!呼ぶってそういうことじゃないから!」
ドンモモタロウ
「今俺を呼んだな!これでお前とも縁が出来た!!」
アサル
「本当に来ちゃった!色んな意味で正直すぎる!」
アサル
「だがこれは使える!!」