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47:24
たくっちスノー
「…………」
アサル
「たくっちスノーさん………」
たくっちスノー
「時空の皆はね、逃走中なんて単なる金稼ぎとか、暇つぶしとか、こんな騒動まで含めて楽しんでるように思ってるんだけどさ」
たくっちスノー
「逃走中は………あの人の、月村さんの想いの結晶なんだよ」
たくっちスノー
「月村さんの住処、月面世界、整っていたかと言われるとそうでも無い………だから月村さんは、逃走中の利益を環境開発に使っているんだ」
たくっちスノー
「………そして月面がある程度良くなった今でも、月村さんは逃走中を発展させながら数多くの世界に資金援助を行い、メイドウィン達と共に環境開発に貢献しているんだ。」
たくっちスノー
「逃走中をやってなかったこの間までは、それまでの金を……クロノス社のものじゃなく、自分の所持金を崩してまで………」
たくっちスノー
「MADEWIN MATE 逃走中………MM逃走中。」
たくっちスノー
「【史上最悪】と言われていた俺を雇い、あの人の右腕にまでさせてくれた月村さんの期待を裏切るような真似はしたくない」
たくっちスノー
「………俺だって、クロノス社の男なんだ」
たくっちスノー
「今まで数多くの色んなあんなこんなに邪魔されてきたけど」
たくっちスノー
「………この逃走中も、これからもなんとしても完遂させてやる」
たくっちスノー
「その為だったら世界(トジテンド)なんてどうなっても構わねぇ!!」
アサル
「…………」
この時ビトウ・アサルは地味に焦った。
『あっ、これ僕が企業スパイだとバレたらこの人に殺されるな』とか考えていた。
「………さん」
「たくっちスノーさん!!」
バコオオオン!!
と、休憩室の壁を突き抜けて、大地と桜兎が飛び出してくる
たくっちスノー
「うおっ!?大地!?ごめん、君のことすっかり忘れてた!」
大地
「それどころじゃないです!もうそろそろ第2のミッションの時間ですよ!」
アサル
「何言ってるんですか!?この逃走者達の体たらくでミッションなんて出来るわけが………」
桜兎
「………だったら、出来るやつでミッションすればいいだろ」