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グッドナイトプリキュア!(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 99ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 オリキュア プリキュア 
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*13*

まりあ
「夜空さん……昨今の人々の謎の夜更かし……とても褒められたものではありませんわね」

あかり
「そうそう、そうなんだよねー」

あかり
(幽霊のことって黙っといた方がいいかな?)

きつね
(霊感低そうなら黙っておいた方がいいんじゃね?)

まりあ
「………まぁ、私も夜を出歩くことはありますが」

あかり
「そうなの?」

まりあ
「ええ、私ショートスリーパーですので」

あかり
「ショートスリーパー?姉ぇがやるみたいなプロレス技?」

きつね
「違ぇよ!ショートスリーパーっていうのは短い時間の睡眠でも普通に活動できる人の事!」

まりあ
「9時に寝て0時に目覚めますわ」

あかり
「短いなら早く寝なくてもいいのに」

きつね
「お母様が許してくれないわ、お父様がこっそり外に出してくれるけど」

きつね
「いやいやいやいや、中学生が夜中を出歩くなんて危なすぎでしょ、凶悪犯に狙われたら……」

あかり
「多分きつねちゃんも人のこと言えないよ」

きつね
「私は凶悪犯ぶち殺せるから大丈夫なの」


まりあ
「はぁ………外に行ったのもちゃんと理由がありますの」

あかり
「理由って?」

まりあ
「最近、変なものが見えますの………おかしな装束の男達、一昔前のバブリーな女性、その他諸々」

まりあ
「オマケに最近は………貴方や貴方のお姉さんによく似た人が………」

きつね
「………え、マジ?」

あかり
「………へぇー」


あかり
「まりあちゃ」ムグッ

きつね
(こういう奴にいきなり言っても信じてくれるわけないだろ!)

あかり
(でっ、でもぉ……)

きつね
(いいから!俺に任せとけ!)

きつね
「まりあさんだったかしら?これ………」

まりあ
「これは?」

きつね
「お守りみたいなものよ、今晩それを見かけたらそれを幽霊達に見せて」

まりあ
「何故そんなことを?」

きつね
「………夜更かし事件の解決に、1歩でも近づくからさ!」

まりあ
「…………」ぎゅっ

…………

きつね
「てな感じでねゆらぎ、生徒会長さんが夜な夜な徘徊しているらしい」

ゆらぎ
「まぁ……危なっかしい……」

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