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*36*
………
いずる
「………来るって予知出来て良かった」
いずる
「こんな他と違う力……虐められるだけと思っていたけど、あかりは受け入れた」
いずる
「あかり……私を照らしてくれる、私のあかり………」
いずる
「あかり……あかり、あかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかりあかり 」
いずる
「好きだよ、あかり」
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ゆらぎ
「…………き、きつねさん、あれは一体?」
きつね
「昼頃俺が話したあの言葉、実はほとんど的外れなんだ」
ゆらぎ
「え!?」
きつね
「恐らく合ってんのは何か元の世界で嫌なことがあったってのと、別世界に来たということぐらい、家出じゃないだろうな」
ゆらぎ
「じゃあ何のために………」
きつね
「そりゃ当然、あかりに会うためだ」
きつね
「別の世界でもアニメやゲームという形で触れることは出来るからな……恐らく彼女はテレビかなんかであかりの活躍を見て……」
ゆらぎ
「私たちの活躍がテレビに!?ちょっと待ってください、いずるは最初から………」
きつね
「アニメで見れるものは正確じゃないんだよ、ややこしいけどアレは【過去の記録】なんだ」
きつね
「まぁ媒体だとプリキュアは3人だけ、そこにいずるが紛れ込んでこの結果になったんだろう」
ゆらぎ
「では彼女は………?」
きつね
「お説教もどきをしてる時に1枚写真を見つけた、取り返されたがコピーはとった」
ゆらぎ
「………こ、これって」
きつね
「うん、着替え写真、ガッツリ盗撮だね」
きつね
「あいつは………まぁ、知り合いの言っていた時空犯罪者ってのはあいつだろう」
きつね
「時空犯罪者の中で最も低級、Z級犯罪者……『時空ストーカー』ってところか」
ゆらぎ
「ストーカー!!?」
きつね
「時空犯罪者は他者の認識を歪められるからな………ああして推しの世界に入り込んだわけだ」
ゆらぎ
「そ、そんなの危険すぎます!すぐにでも」
きつね
「大丈夫大丈夫、ガチでヤバくなったら俺が止めてやるから、そういう仕事してるし」
ゆらぎ
「ええ………?」
END