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グッドナイトプリキュア!(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 99ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 オリキュア プリキュア 
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…………
ゆらぎは正座してまりあの話を聞いていた

ゆらぎ
「なるほど?貴方の親御さんが?」

まりあ
「この間帰った時、きつねさん……たくっちスノーという名前に聞き覚えがあってお父様に聞いてみたのですわ……」

ゆらぎ
「ちょ、ちょっと待ってください!どうして貴方のお父さんが彼の事を!?」

まりあ
「それは………その」

まりあは恐る恐るゆらぎに近付き、こっそり耳打ちして話す……

ゆらぎ
「あなたのお父さんがたくっちスノーの兄!!!?」

まりあ
「こ、声が大きいですわ!」

きつね
「なんだってぇ!!?」

あかり
「うわぁ」

その言葉の衝撃で聞き耳を立てていたきつねが扉を粉砕して飛び出し、あかりは勢いで転げる。

きつね
「ど、どういうこと!?予想外の方向から話が来たぞ!?」

まりあ
「落ち着いて下さいまし……今詳しく話しましょう。」

………

ゆらぎ
「つまり、貴女の父親………意大まりんさんは人間ではないと? 」

まりあ
「ええ、そんな事を今朝突然聞かされたもので……まだ理解出来てないですわ」

あかり
「きつねちゃんのお兄さん、そんな所にいたんだね」

きつね
「俺も正直びっくりしてる、発見されてない方の兄さんかもしれない」

まりあ
「そうでしたの……ということは、私とあなたは親戚みたいな……」

きつね
「いーよいーよ気を使わなくて」

まりあ
「それで、どうにか貴方を家に誘えないかと考えて……」

きつね
「そういうことね………」

きつね
「よし分かった、会うよお前の父親に」

まりあ
「えっ!?」

きつね
「どんな人か気になるんだ、まりあの父ってことは少なくとも悪人ではないだろうしな」

きつね
「ああ、だがひとつだけ条件がある」

まりあ
「はい……なんでしょうか?」

きつね
「お前の家泊まっていい?」

まりあ
「………え?」

きつね
「いや、実の所俺この世界でマトモな住居ないんだよね」

きつね
「そろそろホテル代も無くなっちゃいそうなんだよね………」

ゆらぎ
「あなた、どこで過ごしてるのかと思えば家無かったのですね……」

まりあ
「…………」

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