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グッドナイトプリキュア!(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 99ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON3 オリキュア プリキュア 
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*67*

………

そして、たくっちスノー/黒山きつねは今晩からまりあの家で過ごせるようになったのだが………

まりあ
「お父様………広いからって私の部屋にしなくてもよかったのに。」

きつね
「まぁまぁ、邪魔とかはしないからさ。」

まりあ
「その、貴方……食事とかはお父様と同じでいいですの?」

きつね
「うん、本当は飯とか食わなかったり寝なくても生きていけるけどな」

きつね
「お前がショートスリーパーなのもそれが理由なのかもね。」

まりあ
「なら何故家探しなんて……」

きつね
「寝なくてもいい、飯も要らない、でも寒いのは嫌なの!雨を凌ぎたいの!」

きつね
「………まぁ、まりあと同じ部屋は想定外だったけど。」

きつね
「でもさ、よかった………」

きつね
「俺の兄弟達ってさ、なんつーかろくな奴もいないから。」

きつね
「こうして真っ当に暮らしてるだけでも万々歳だ。」

きつね
「まりあ……俺さ、家族ってのにちょっと憧れみたいなのはあるんだ。」

きつね
「あんないいお父さん持ててさ……」

まりあ
「……え?」

まりあ
「あの、ちょっと聞きますが……父親は?」

きつね
「兄さんから聞いたことはある?」

まりあ
「え、ええ……お父様はあまり答えようとはしませんでしたが」

きつね
「じゃあそれが答えだよ、それくらいの奴だった」

きつね
「いいなぁ、あんな風に愛されてぇなぁ……」

まりあ
「……」

きつねが空を見て黄昏てると、扉を開けてまりんが顔を出してくる

まりん
「たくっちスノー、ちょっといいかな?」

きつね
「ん、ああ………まりあも早く寝とけよ?ヨフカス達が居ない時はしっかり寝とかないとな」

まりあ
「ええ、おやすみなさい」

きつね
「ああ、おやすみ」

………

まりんは部屋に戻り、たくっちスノーに黒い宝石で出来たライトを渡す

きつね
「こ、これ………グッドトーカー!?いや違う、ちょっと形が……」

まりん
「まりあから聞いた話を元にティーの涙を借りて作ってみたんだ」

まりん
「これを使えば恐らく君も………」

きつね
「…………え?マジ?いいの?」

まりん
「顔を見れば分かるよ、君もまりあ達の力になりたいことなんて。」

まりん
「娘と、その友達を頼むよ。」

END

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