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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*68*
たくっちスノーは初レースながら3着で入着という結果を残した
雪
「やりましたね!ルドルフさん」
シンボリルドルフ
「ああ………」
シンボリルドルフ
(まだ1回目……運も絡んでいるが、始まりにしては上出来と言えるものだろう)
シンボリルドルフ
(このペースを維持すれば、エグゼ杯本戦でトレーナー君が私と戦うというのも詭弁では………)
と、シンボリルドルフは会場全体の様子が変なことに気付く
シンボリルドルフ
(……おかしい、今、選手達が表彰されてるじゃないか)
シンボリルドルフ
(どうしたと言うんだ!?トレーナー君は3着だぞ!?何故誰も祝福の拍手を送らない!?)
シンボリルドルフが周りを見渡しても、勝利したたくっちスノーを祝福しているのは自分とその周囲の関係者だけ それ以外の全員が沈黙したままだった。
灰作
「おいルドルフ。そろそろ行くぞ」
シンボリルドルフ
「あ、ああ」
………
そして勝負が終わり、メッキで出来た極めて雑な銅メダルを持ってたくっちスノーが出迎えられてやって来る
たくっちスノー
「お、皆俺の走り見てくれたの?ありがとなー!ルドルフさんも居たならもっと本気出したのに!」
藍極
「そうか!!あれが本気に見えたのだがな!!」
シンボリルドルフ
「………トレーナー君、あれは一体」
たくっちスノー
「いいよ気にしなくて、俺なんてそんなもんだ」
シンボリルドルフ
「…………」
……翌日 シンボリルドルフのトレーナー室に、一人の来訪者がやってきた 。
たくっちスノー
「これはこれは理事長代理!」
理子
「失礼します、この間のレースは私も拝見しました」
理子
「ウマ娘と共に走るという貴方の姿勢も本気と受け取りました」
たくっちスノー
「いや……まだ俺なんてルドルフさんに比べたら未熟で……」
理子
「それより」
理子
「生徒会……貴方の担当より不審なことをお聞きしました」
理子
「3着に入着した貴方に祝福はなかった」
たくっちスノー
「……………全く」
たくっちスノー
「いいですよ、隠し通してたわけじゃないので話します、俺の事」
たくっちスノー
「先に言うと、この事は秋川やよい理事長は知ってるんで」