完結小説図書館
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ウマ娘 オールスター 多重クロス
10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~
*69*
たくっちスノー
「この世界は時空に縁がないので知られてませんが、かつて……何年も前か」
たくっちスノー
「俺は【時空最悪の犯罪者】と呼ばれ、そう呼ばれるに相応の罪を重ねてきました」
たくっちスノー
「……昔の事とか黒歴史扱いとかする気は毛頭ないです、ただ……当時の俺は馬鹿げてた、愚かだった、それは確かです」
たくっちスノー
「この世界で貴方からやルドルフさんから見れば俺は一般トレーナーに過ぎないでしょう」
たくっちスノー
「ですが時空に出れば俺は今でも大犯罪者、どんなに俺が変わっても、罪が消えても、誰かを傷つけたことは変わらない」
たくっちスノー
「だから、時空の皆は俺を拒絶する……それは当たり前のことだから気にしなくていいんです、ルドルフさんにもそう伝えておきますよ」
たくっちスノー
「あ、でもこの件でマスコミが俺の悪口書くために現れるかもしれないな………練習の邪魔にならないようにします」
理子
「………話を聞く限りでは貴方は己の罪向き合った上でここに来ている、そう解釈してよろしいのですね?」
たくっちスノー
「好きなように、向こうはそんなの許さないでしょうがね」
理子
「何故貴方は、そんな肩書きが付くほど悪名を重ねたのですか?」
たくっちスノー
「………愚かだったからです」
たくっちスノー
「誰よりも優れて、誰よりも完璧で、誰でも最高だったあの父親に構ってもらいたくて」
たくっちスノー
「そして何より、ウマ娘も……この時空に生きる皆が俺よりも優れてることを証明したくて」
たくっちスノー
「それだけの為に沢山の人を傷つけて、数多くの世界をぶっ壊した」
たくっちスノー
「マガイモノの力……もっと早く【正義の味方】みたいな使い方するべきだったな」
理子
「………」
たくっちスノー
「勿論、それが許せないのであれば好きに解雇してもらっても構いません、俺はそういう存在なので」
理子
「理事長が認めている上に……私はまだ時空に詳しくない以上、まだ判断は出来ません」
理子
「ただ1つ。」
理子
「ここに居る限りは【時空犯罪者】ではなく【トレセン学園のトレーナー】です」
理子
「くれぐれも担当や同期達に迷惑のないように」
たくっちスノー
「……心得ました」