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作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E (総ページ数: 111ページ)
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*70*
………たくっちスノーが初レースを終えてからというものの、トレセン学園の練習風景によく記者が現れるようになった。
記者自体はよくトレセン学園にも来ていたが、その人数がいつにも増して多くなっているのは目に見えてわかる
月詠
「すみません、ウマ娘をまじまじと観察しているあの人は誰ですか?」
藍極
「ああ!!【トゥインクル】の乙名史さんだ!!ウマ娘への熱意が凄くてああして見に来るんだ!!」
灰作
「タキオンやバクシンオーの記事なんか作ってくれたな」
月詠
「へぇ……そうなんですね……」
月詠
「じゃあ、その乙名史さんの隣にいる有象無象は?」
藍極
「知らん!!」
灰作
「初めて見たわ誰だあいつら、多分記者とかだろーけど」
…………そして別のところでも
エイジア
「乙名史さんは相変わらずだからいいけどよ、なんか今日記者多くないか?」
ヤード
「時空最速を決めるレースが迫ってるとなるとこんなものじゃないか?」
エイジア
「そうか?なんか………いや、気にしすぎか?」
エイジア
(しかしなんでトレセンに記者達が増えてんだ?)
……今までトレセン学園のあちこちで取材陣を見かけたが、これまでいつも見ている顔ばかりで特に気に留めることはなかった。
ただ1人のウマ娘を除いては
……
シンボリルドルフ
「トレーナー君」
たくっちスノー
「どうした?ランニング中に雑談なんて珍しいじゃないですか」
シンボリルドルフ
「もう分かってると思うが、今日の取材陣はおかしいと思う」
たくっちスノー
「ああー、分かります?ルドルフさんって1度見た人間の顔忘れないって聞きましたし」
たくっちスノー
「どうせ俺への悪口を記事にするつもりなんだよ、いつもの事です」
たくっちスノー
「気にするだけ無駄ですよ」
シンボリルドルフ
「………トレーナー君は嫌じゃないのか?」
たくっちスノー
「元々加害者側の存在ですよ?そりゃ辛いって思うことはある時もあるが、向こうの方が辛いんだから………」
たくっちスノー
「だから、これでいいんです………ですが」
たくっちスノー
「もし貴方やトレセン学園まで巻き込む馬鹿野郎でしたら、俺が絶対に守ります」