完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

MMオールスター ~時空最速 エグゼ杯編~(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 111ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 ウマ娘 オールスター 多重クロス 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~ 100~ 110~

*96*

ブルーメン
「監獄内で、俺は色んなことを知った」

ブルーメン
「まず、俺の体から常に見えないガスが分泌されているらしい」

たくっちスノー
「ガス?」

ブルーメン
「マガイモノもどきである俺の力らしい………そして、それが何なのか監獄内で考えた結果、こう結論付けた」

ブルーメン
「これは………俺が『お兄ちゃん』であると認識した物以外を消し去る猛毒ガスなんだろう、とな」

シンボリルドルフ
「……はい?」

ブルーメン
「言葉の通りだ、俺にとって存在意義でありアイデンティティとなる設定はお兄ちゃんのみ」

ブルーメン
「自分は誰かのお兄ちゃんである、と考え、妹や弟でない相手は消し去ってしまう」

Sonic.exe
「………奴の思想にどこか似ているな」

ブルーメン
「ウマ娘達はそんなに敵意が少なかったことから体調不良程度になったのだろうな」

ライスシャワー
「じゃあ、今はなんともないの?」

ブルーメン
「ああ………監獄の中で俺は万物全てのお兄ちゃんであると決心して生きて来た結果、誰もガスの効果を受けることは無くなった。」

たくっちスノー
「そういう事ね………」

ブルーメン
「それは知らなかったのか?」

たくっちスノー
「流石にそこまでは……だから曖昧に言ったんだ」

たくっちスノー
「どうか、殺すようなことはしないでくれって」

ブルーメン
「…………すまないな、弟よ……そんな風に見えたか?」

たくっちスノー
「何、俺と同じ轍は踏まないようにしたかっただけさ」

Sonic.exe
「だがまさか、元時空犯罪者が居たとはな………」

ブルーメン
「問題ない、秋川理事長はこの事を知っているしその上でまた俺をライスのトレーナーにしてくれたんだ」

たくっちスノー
「………exe、覚えておきな、エグゼ杯で何をしようとそれはお前の責任だ」


たくっちスノー
「だが何としても時空最速の戦いは真剣に完遂させろ!!」

たくっちスノー
「俺はもっと早くなる、もっと成長する、そして!」


たくっちスノー
「お前と、ルドルフさんに戦う!!」

…………

ビターグラッセ
「………なんかとんでもない事ばっか聞いちゃったな」

リトルココン
「こんなのトレーナーにどう報告すればいいの………」




95 < 96 > 97