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*5*
〜数分後〜
ユニ
「………」(増えた10枚が全然消えないの図)
イグニス
「………」(カードに秘められた戦略性に感心している図)
ジーン
「!」(この勢いだと上がれる事に気づいた図)
たくっちスノー
(よしよし、とりあえず全員楽しんでるな)
メアト
「!」
メアト
(相手にドローを4枚もさせて、色まで変えられるの!?)
メアト
(最強じゃん!!)
たくっちスノー
「あ、お前2枚だなジーン」
たくっちスノー
「1枚になったらUNOって宣言しないとペナルティだから気をつけろ」スッ
ジーン
「ではこれでUNOです」
メアト
「ドロー4」
イグニス
【待った!!】
メアト
「はあ!?」
たくっちスノー
「………フフ、メアトよぉ、あえて黙っていたルールを教えてやる」
たくっちスノー
「次の人はドロー4に対しチャレンジを宣言できる」
イグニス
「説明書を確認しておいた」
イグニス
「『ドロー4を出す条件は、場に出せるカードがそれ以外に存在していない』時だ」
イグニス
「だが、あえてそれを無視して出すことも可能………それが果たして条件を満たしているのか突きつける事も可能、書いてあった」
イグニス
「手札を………全て見せろ」
ユニ
「!!」
メアト
「…………これよ」
イグニス
「場にあるカードは青の9、お前の手札には………」
ジーン
「っ!!青の8があります!!」
メアト
「ぐっ………!!」
ユニ
「出せるカードがあるのにドロー4を出し、その上で気付かれてしまった時のペナルティは?」
たくっちスノー
「ドロー4を元に戻してカードを4枚引くのはお前の方だぁ!!」
メアト
「ぎゃあああああああ!!!」
ジーン
「こ、これ意外と心理戦出来ますね………人間の世界で人気なのも頷けます」
イグニス
「ようやく気付いたか」
たくっちスノー
「UNOにそこまでどハマりするやつも初めてだよ」
ユニ
「これどうやって勝てばいいんですか………」
メアト
「あたし終わったわ」
たくっちスノー
「まぁ真っ白になってるやつもいるけど」
メアト
「あんたも全然減ってないけど」
たくっちスノー
「俺ゲーム全般苦手なんだ」