完結小説図書館

<< 小説一覧に戻る

ナントカ三術将 玩虹術士の迷宮(完結)
作者: メタルメイドウィン ◆B/lbdM7F.E  (総ページ数: 63ページ)
関連タグ: メイドウィン小説SEASON2 おもちゃ ナントカ三術将 レトロ 
 >>「紹介文/目次」の表示ON/OFFはこちらをクリック

10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~

*58*

ジーン
「…………貴方は直接遊ぶことは?」

チモッチャ
「まぁ、気分次第では」


ジーン
「部屋の数は?」

チモッチャ
「彼が通ってきた分の倍は………行先も貴方達が通ってきたものとは別で様々な物があります」

ジーン
「…………子供たちは解放していますか?」

チモッチャ
「ええ」

ジーン
「どのタイミングで?」

チモッチャ
「タイミングは一定ではありません、その人が充分楽しむまで、眠りそうなぐらいまで」

チモッチャ
「全ては夢だったと錯覚させるぐらい………でしょうか?」

ジーン
「………まぁ、今は誰でも時空を越えられるとはいえ、非現実的な事は山ほどありますからね」

ジーン
「……………貴方は、まもなく捕まります」

ジーン
「嫌ですか?」

チモッチャ
「嫌ですね、それは嫌ですもの」

チモッチャ
「私はただ、玩具を与えたいだけなのに………」


たくっちスノー
「なぁ、チモッチャ」

たくっちスノー
「それ、言ってみな………断罪者の前で」

たくっちスノー
「素直になっちまえば、ちょっとは懲役も減るぞ」

チモッチャ
「……………」

たくっちスノー
「………………質問、もっと続けられそうか?」

ジーン
「ええ、彼結構手強いですよ」

ジーン
「…………私たちを入れた時、どう思いました?」

チモッチャ
「………つい、やってしまった、と思いました」

ジーン
「すぐに出さなかったのは?」

チモッチャ
「案外、楽しんでいらしたので………」

ジーン
「それはそうですけど……ドグレは、私達と相手をさせるために?」

チモッチャ
「そんなところです」

ジーン
「…………最後に」



ジーン
「貴方は玩具を…………」


ジーン
「人から作り替えて作っているんですか?」


チモッチャ
「!?」

ジーン
「スキあり」

ズゴーン!

チモッチャ
「あっ!!」


ジーン
「ありがとうございます、色々聞かせてくれて………」


ジーン
「おかげで分かりましたよ…………」


ジーン
「貴方が、この迷宮が、この空間が」

ジーン
「かなり歪で、嘘に溢れていることをね」

57 < 58 > 59